【夢解釈42】 魔法の物語を見ているようだった ~本を撫でて壁に投げると、黒い文字(長文)が現れる~

いつもだと、心や意識に残る睡眠時の夢は、すぐにノートや手帳に記録しておく。ただ今回は色んな事に気を取られていたこともあって、夢の内容はよく覚えているが、夢を見た日付けがはっきりしない。今わかっているのは、先月の中旬頃(2018年1月)のことだった・・・ということだけ。

一見、私のうっかりミスに思えるが、実は日付けがはっきりしない・・・という事にも意味がある。こういう場合、夢で見たメッセージが、現実の世界に反映されるまで、いつもと違って時間がかかることがある(私の場合ね)。

「夢からのメッセージは、このことだったのかぁー・・・」といつもそう思い、毎回感動する。なので、エドガー・ケイシーさん(1877年3月18日 – 1945年1月3日)が話題にしていた通りで、夢解釈はなかなか面白い。でも、今回は案の定で、その夢からのメッセージが現実の世界にまだ反映されていない。

それはそうと、今回の夢もすごくリアルで不思議だった。今思うと、それはまるで魔法の物語を見ているようだった。

その時の夢の内容はこうである。

和室に足の短いテーブルが1台置いてあった。6人用のテーブルで、お部屋の中央に置いてあった。1人の女性が私の左手に座っていた。お友達ではないと思う。一緒にいて違和感のない相手だった。

ちょっと濃い目の木目調のそのテーブルの上に、1冊本が置いてあった。ページが開いてあった。私は、何気なくそのページを見た。そして、何気なくそのページに片手を当てた。そしてひと撫ですると、その手を拳にした。

数秒考えた後、その拳を開きながら、壁に向かって投げた。すると、なんと壁に、黒い文字が現れたのだ。一文字ではなく、およそ一段落分の長文だった。日本語で現代文。

それを目の当たりにした私は、「え? なんかすごい!」と思た。それを数回繰り返したが、結果は同じだった。

どういうことなのかと思った瞬間に、その和室にS先生(日蓮宗・ご住職・男性)が入って来られた。私は自分の技に驚きながらも、S先生にすぐさまこう言った「私、こんな事が出来るようになりました。これ、何でしょうか?」と。

そして私がS先生の目の前で、そのスキャンと表出を繰り返した。たちまち壁や襖は、文字だらけになった。

S先生は驚く様子はなく、その文字に見入り、解読をされているご様子だった。S先生が何もおっしゃらないので、私は、その解読はS先生にお任せして、更に文字を表出し続けた。

夢はこれでおしまい。

通常、夢を見ると、1日、2日のうちにその夢からのメッセージが、現実の世界に現れる事が多い。待ってれば、そのうちわかるだろう・・・と思って、夢解釈をしないまま放っておいた。そうこうしてるうちに、あっという間に時間が経ってしまい、いつ見た夢だったのかもわからなくなってしまった。

あまりにもリアルだったし、せめて記録だけも残しておこうか・・・と思い、この記事を書き始めた。

前半部分を書きはじたところで、私はふとこう気づいた、「あ、そうだ! 夢にS先生が出てこられたんだから、S先生にお聞きしてみよう! 何かわかるかもしれない・・・」と。

それで、この記事をほったらかして、すぐにS先生にメールをお出しした。すると間もなくS先生からお返事があった。送信後35分しか経過していなかったので、「はっやー!」と、私はそう思った。「今日はお寺でお仕事をされているんだぁー・・・。うまくいけば、今日中に記事が完成するかもしれないなぁー・・・。ありがたい!」と、私はそんな風にも思った。

私はその返信を読み、とても納得した。S先生は、普段から霊とやり取りしておられるので、大して驚かないと思われがちだが、意外とそうではないのだ。S先生でさえ、不思議さに驚いたりする。その時いただいたS先生からのメールは下記の通りである。

なるほどー・・・・・・

人は、神秘的な事柄 ~自分の思考や経験では
測り知れない現象~ に感動します。
畏(おそ)れをいだく場合もあります。

わたしだって不思議さに感動することは
たくさんあります。

そこには、われわれ人間を超えた
神仏の意思が、働いていることがあるのです。
我々の小さな認識や見解を
超えたおおいなる意思が、・・・・・・。
それを神通力と言います。

ただし、神通力は、大切な何かを人々に
伝えるための手段としての
超越的な力なのであって
それ自体が目的ではないのです。

そのことを理解することが大切です。

ですから不思議さに感動して終わりではなく、
不思議な現象を通して神仏から送られる
意味をこそ受けとめ、読み解くことが
大切である、ということを
伝えている夢のメッセージだと思います。

不思議な現象の方に目を奪われ、
その奥に在る真実のメッセージに
辿り着けない場合や人が多いのです。

そのことを理解し、他人にも伝えなさい、
という意味だと思います。

合掌
S先生のお名前記する

私の心に、特に響いた部分を太文字に変更してみた。これらの太文字の部分に対して、私はこう思った、神仏の力が動いているってことでしょ、これって・・・と。神通力の意味をよく理解した上で、奥にある真実のメッセージを他人にも伝えなさい・・・っていうことは、私が神仏のメッセージを地上に降ろしなさい・・・ってこと? まさかねぇー! S先生からのこのお返事を繰り返し読むうちに、私はS先生からのメッセージに深い意味を感じはじめた。

あ、だから今回の夢のメッセージはいつもと違って、具体的に現実の世界に現れなかったのかぁー・・・と、私はやっと気づいた。

ただ、私は強力な霊能者や超能力者ではない。神仏のメッセージを地上に降ろすなら、S先生がおやりになればいい。だって、S先生はお釈迦様や天照大神様にもアクセスがお出来になるんだから。

S先生は「私は、お釈迦様や天照大神様にもアクセス出来るんです!」などと、そんな事は決しておっしゃらない。でも、年月を重ね、S先生と色んなお話をしていく中で、「え? もしかして・・・、だって、そういう事でしょ?」と、私がある日突然そう気づいたのだ。S先生の本当の実力を知ったら、恐らくみんな驚くと思う。「どうしてそんなことがわかるんですか?」と言いたくなるほど、S先生は次々と色んなことを言い当ててしまうのだ。こんなお坊さんが、世の中に存在してたんだぁー、すごいなぁー・・・というようなレベルよ、本当に。

だからと言ってね、S先生は威張るわけでもない。「私が総本山のトップを務めましょう!」などと、そんなお気持ちもサラサラないのだ。S先生の所作、お人柄、生き方などを拝見してきて私が思うのは、江戸時代後期に活躍された曹洞宗僧侶の良寛様も、S先生を霊道している1人(1霊)なんじゃないか・・・って、そう思ったりもする。

ちなみに良寛様のアニメ化が意外と面白くて、ユーチューブでも見られる。タイトルは、「【東建コーポレーション】感動長編アニメ「良寛さん」 YouTube動画」です。一部実写で良寛様お住まいも出てくる。大人でも充分楽しめる仕上がりだ(私、3回も見てしまった。感動!)。

良寛様は「子供の純真な心こそが誠の仏の心」という考え方だったそうだ。なので、良寛様は近所の子供たちと、しょっちゅうかくれんぼなんかをやって遊んでいたという。(思想とか行いなどが)美しいんだけど、可愛い。可愛いんだけど、優しい。そして出世も望まなかった。そういう点でもお2方は非常によく似てるなぁー・・・と、私はそうも思った。

その後、私はS先生にもう一度メールをお送りした。それでわかったのだが、神通力などの奥にあるメッセージこそが大事なのだということがわかった。つまり、私、乃風が神仏のメッセージを地上に降ろしなさい・・・ということではなさそうだ・・・ということがわかった。

後にS先生は、「神通力の背景にあるメッセージを知ることは大切ですが、そもそもなぜ神通力が引き起こされるかと言うと、信じる人々を喜ばせたり勇気づけるためです。人々は、これに感動してますます深く学び、たましいの成長を遂げようと思うものです。」と、おっしゃっていた。

「神通力が起こるのは、信じる人々を喜ばせたり、勇気づけるため? えー、そういうことだったのぉー?」と、私はそう思った。霊現象は、こっち(人間)の都合ではなく、あっち(霊)の都合で起こると言われているので、私はそれ以上考えたことはなかった。そういう事を思うと、神々はやっぱり人間のことを見てるんだぁー・・・と、今更ながら、私はそう思った。

(完)

 カテゴリー : 夢解釈 | 投稿日 : 2018年2月22日

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