【植物6】 意外な記憶力! 明らかな恐怖症 ~植物の反応2~

その後、クリーヴ・バクスター(Cleve Backster)氏と研究チームは、植物やうそ発見器の種類を変えて、更に実験を続けたようだ。レタス、玉ねぎ、ミカンやバナナなど、25種類以上の植物で実験を行ったが、その結果はどれもみな似ていたそうだ。

バクスター氏は、アメリカのエール大学で、こんな面白い実験も行ってる。彼は、みんなの前で、1匹のクモと植物を同じお部屋に置くという実験を行ったのだ。不思議なことに植物は、クモが動き回る前から反応し始め、測定器がそれを記録したそうだ。植物には、クモの行動を予め感知できる能力が備わっている・・・ということのようだ。何とも信じがたい公開実験だ。そして、彼のパワフルな実験は更に続く。

バクスター氏は、植物の記憶能力を知る方法として、次の実験を行った。お部屋に2つの植物を置き、1人の学生にその内の1つを踏み潰してもらう・・・という実験だ。つまり、生き残ったもう1つの植物は、犯罪者(その学生のこと)がもう1つの植物を踏み潰して、ぐちゃぐちゃにされ、ぐったりするまで全部見ていた・・・ということである。その後、別の学生たちとその犯罪者をごちゃ混ぜにして、全員に同じ服を着てもらい、その全部の学生にマスクをつけさせたそうだ。みんな同じ格好をしていて、しかもマスクまでつけているのだから、誰が誰だがさっぱり分らない。そこで、生き残ったその植物に向かって、1人ずつ歩いてもらったそうだ。すると、その植物は、最初の数人の時は全く無反応だったが、一番最後に歩かせたその犯罪者が、その植物に向かって近づいて行った時、そのうそ発見器の針が、なんと、大きく揺れ始めたそうだ。

なんともまー、すごい実験だが、これって、明らかに植物が、その犯罪者に対して恐怖心を抱いている・・・ってことで、それでいて、そういった事も記憶できている・・・ということだよねぇ~・・・と私は思った。とても深く関心した。もしかしたら、植物にもトラウマってあるかもしれないなぁ~・・・と、ふと、そうも思った。

(続く)

 カテゴリー : 植物 | 投稿日 : 2016年2月14日

【広 告 (Advertisements)】