【出版物3】 扉の向こうに ~奇跡の祈り、僧侶の実力を目の当たりにして3~

その和室のレースカーテンは開けられていた。そこには大きくて透明な窓ガラスが2枚あり、そこからは庭が見えていた。緑色の草がところどころに生えていた。秋色の庭に、見知らぬ猫がやって来て、窓から顔を出す猫もいるそうだ。斉藤大法(さいとうだいほう)氏の静かで、ゆっくりとした話し方に、私の心の中で、何かが少しずつ解けていった。斉藤大法氏は、背筋を「ピン!」と伸ばし、「ビッシッ!」と正座され、こたつの上掛けを両膝の部分だけお掛けになっていた。しかし、だからといって、隙がなくて冷たいという感じがみじんもしない。ご自分のペースでしゃべりまくるわけでもない。仏法や経典を引き合いにして、やたらと自論や自説を唱えるわけでもない。鼻を突く音、鼓膜が破れる匂い・・・などと、私が間違ってもそう解釈するような、そんな混乱するようなお説教をするわけでもなかった。

なんて言うか・・・、斉藤大法氏の心の扉は開いている・・・とでも言おうか、なんかそんな感じがしたのだ。斉藤大法氏の開かれた心の扉の向こうに、じゃあ、一体何があったのか・・・という話にもなる。

恐らくだが、宇宙を超えた別の宇宙があったのではないか・・・と感じたのだ。「なんて大袈裟な・・・」と思うかもしれないが、最初は分らなかったのだが、取材を進めていく中で、段々そういったことを、私はなんとなく感じ始めていた。

私はその取材で、斉藤大法氏が話される内容や事柄で、いいなと感じるお言葉や表現などを片っ端から、持参していった大学ノートに書き残していった。速記を習ったわけではないので、しゃべるペースに書く文字が全く着いて行けなかった。なので、どれもミミズが這ったような字で、ひどいもんだ。しかし、どこから切り崩しても、それなりの記事は書けるぐらいに、たっぷりと情報を得られた。これでもう充分だと思った。結局、音声を録音する最新式のICレコーダーを使うことは一度もなかった。

今回の取材で9時間半もかかってしまったが、始めから「取材は9時間半でお願いします・・・」とお伝えしておいたわけではなかった。流れでそうなってしまったのだ。途中で、お夕食に、斉藤大法氏がクリームシチューとライスを作って、ご馳走してくださった。気持ちは、もうホクホクで、それこそ顔を隠して食べたいほどだった。

 

 

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 カテゴリー : 出版物 | 投稿日 : 2015年11月18日

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