【社会76】 自転車泥棒とスイカ ~八百屋に人がいない~ 長野の驚くべきバラック小屋のお店 

自転車に鍵をかけずに、ほったらかしておいたら、自転車があっという間に無くなってしまった。

しばらくすると、行方不明になっていたその自転車が戻って来た。自転車の籠には、手書きの貼り紙がしてあった。

勝手に乗って行ってしまった人が、お詫びとお礼の印として、スイカを丸々1個、自転車の前の籠に入れていったのだ。

その貼り紙を読むと、スイカバイトに行くために手頃だと思い、乗って行ってしまったのだという。

自転車にはちゃんと鍵をつけましょう、盗まれますよ・・・という忠告が書いてあり、またこの自転車を借りるかもしれない・・・と、冗談交じりにそうも書いてあった。

この事は先月(2017年7月18日)の話である。この事を知った私は、「色んな人がいるなぁー・・・」と思い、関心してしまった。情報元は、べるしーさんのツイッターである。フォロワー数は43,000人超えている。東京とかじゃ、あり得ない治安の良さに、びっくりしたという。

その気持ち、なんかわかる気がした。ある年の夏、私は母と長野へ小旅行に行ったことがあった。電車の窓から手を伸ばしたら、手が届きそうなくらいの木々の間を、電車がゆっくりと走って行った。

電車を降りて街中に出ると、驚いたのは、無人の八百屋さんがあったのだ。ひと山いくらと表示されてあり、フルーツやお野菜の籠が、たくさん並べてあった。ビニールの手提げ袋も用意されてあった。

そして、肝心要のお会計だが・・・。貯金箱みたいなのが、バラック小屋内の柱にくくりつけてあった。代金はこの中に入れてくださいと、そう書いてあったのだ。その箱の裏には、小さな南京錠が1つ付いていただけである。本当に店員さんが誰もいない! これには驚いたってもんじゃなかった。

(完)

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2017年8月18日

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