【社会62】 誰とお付き合いしても上手くいかない ~お見合い~ 芸能人になるには

私のお友達の一人であるY子さんが30歳半ばを過ぎてから「私、お見合いするの!」と、突然、私にそう伝えてきた。結婚は彼女の念願だったこともあり、話を聞いて、私は「それはよかった!」と思った。少なくとも最初のうちは、私はそう思ったのだ。

そのお相手の男性は公務員で、一流大学を卒業している・・・ということがわかった。彼は40歳を過ぎており、趣味でお花(華道)の先生の資格も持っていると、Y子さんが私にそう教えてくれた。知り合いの紹介だという。お見合いの当日は、これを着ていこうかな・・・、あれを着ていこうかな・・・などと彼女は思いを巡らし、紹介してくれた人への手土産もあれこれと考え、なんだかとても楽しそうだった。なので、私までなんだかうれしい気持ちになった。

ところが、どんな感じの人なのかをY子さんに聞いても、お相手の写真を見ていないから、わからないと言う。何かの話の流れで、お相手の背丈を聞いても、Y子さんは何も知らなかったのだ。お見合いまでまだ数週間あるとわかり、それで私は、「写メールでもなんでもいいから、会う前に一度、お相手の写真ぐらい見ておいた方がいいんじゃない?」と、彼女にそれとなく言ったのだ。

すると、Y子さんは、「あ、そうねぇ~・・・。」と言い、少し考えた後に、「でも、いいわ! 当日まで楽しみに待つことにするから・・・。」と私にそう言ったのだ。まあねぇー、本人がそれでいいと言うのだから、ま、いっかぁー・・・と、私はその時そう思った。ところがそれ以降、Y子さんがシクシクと泣いているエネルギーを、私が感じるようになったのだ。そういう映像が見えたのではなく、そういうエネルギーを感じたのだ。不思議に思いながらも、私は、正直いやぁ~な予感がした。

エネルギーと言っても、そんな大したものではなく、例えばね、街中で何となく視線を感じて、後ろを振り返ったら、そこに本当に人がいて、それでこっちを見ていた・・・とかね、そういった日常生活の中で、ごく自然に誰もが一度や二度は経験したことがある、そういうレベルでのものである。

それでも妙に気になったので、私はそのいやぁ~予感を、自分の家族に話したのだ。でも、本人がウキウキして、今、楽しい気持ちでいるんだから、余計なことは言わない方がいいよ、と、私は家族からそう言われたのだ。

私にはS先生(私に本格的な祈りを教えてくだった日蓮宗の本物のお坊さん)ほどの霊力を持ち合わせてはいない。Y子さんが泣いているその姿を映像として、私がくっきりはっきりと見たのであれば話は別だが、そうではなかったので、家族の言う通りY子さんにはもう何も言わず、ただ黙って見守ることにした。

それから数週間が経ち、Y子さんは張り切ってお見合いに出掛けたようだった。

ところが・・・だ。案の定だったのである! そのお見合いの日から数日が経ってから、Y子さんから私に連絡が入った。彼女は、そのお見合いの後、家に帰って来てから、ふっと力が抜けた瞬間、急に悲しくなり、1人でずっとシクシク泣いていたそうだ。一晩中泣いていた感じだった。それを知った私は、「やっぱりそういう事だったのかぁー・・・」と思いながらも、そっりゃ、もう、驚いてしまった!

何があったのかをY子さんに優しく聞いてみたところ、こういうことだった。

お相手の男性は、さすが一流大学を出ているだけあって、百科事典みたいな人だったという。お花の先生の資格を持っていることもあり、品があって、とても落ち着いていて、人の話もよく聞く。ありとあらゆる分野に、当たり障りなく上手に話す人で、全く申し分なかったそうだ。

「じゃ、なんで泣くの?」だ。

ところがお相手のその男性は、背がとても低くて、枝のように痩せていて、そこきて髪の毛が、綿あめのようにとても薄かったのだそうだ。お父さまなのか、僕ちゃんなのかよくわからない、いわゆる「とっちゃん坊や」のいで立ちだったという。

それでも、初めてのお見合いの席ながら、話は途切れることなく、Y子さん自身も本当に楽しかったそうだ。

Y子さんの身長は160㎝ないが、お相手の男性の背丈は、彼女と殆ど変わらないか、あるいは(彼女が履く)ヒールの高さによっては、彼女より低い感じがしたそうだ。

家に帰って来て、ふっとした瞬間に、Y子さんは、こう感じたそうだ、「いくらなんでも背が低くすぎるよ、限度ってもんがある! それに痩せすぎ! 髪も薄いよ!」と。そして、次に彼女を襲った感情の波は、これだった・・・。自分の年齢に合う男性は、もうあーゆうタイプの男性しか残っていないんだ・・・という、心理的転落寸前の波だったという。その渦に巻き込まれて、Y子さんは、泣き明かしたという。

この事を知った私は、本当に切なく思った! Y子さんは、色白で、スラッとしていて、身も心もチャーミングよ、とても。でも不思議なことに、彼女がいいと思うと、相手が敬遠し、相手がY子さんを気に入ると、Y子さんにとっては好みの男性ではなかったのだという。その繰り返しだったようだ。

結婚相談所や、お見合いパーティーなどにも、随分と足を運んだようだが、結婚相手を探すことに、もう疲れてしまったみたいだ。

Y子さんは、子供の頃から、特に母親の希望や期待に応えようと、優秀な高校に入学し、優秀な大学も卒業した。本当に一生懸命生きてきたそうだ。ところが一定の時期を越えると、いつしか「芸能人になりたい!」と思うようになったそうだ。自分自身を色んな形で、自由に表現できるようになりたいと思っていたようだ。ある時、父親にそう話したら、「ダメだぁーーー!」と言われ、怒られたという。

以前に、結婚学校や結婚相談所を、幾つかここでご案内したことがあったが、そういったところで学び、チャンスを得るのも、結婚へと至る1つの方法だと思う。Y子さんの場合、そういった気持ちはあっても、もう気持ちが追いつかない。あの「とっちゃん坊や」との出会いが、やはりかなり大きかったようだ。彼女は、芸能人になりたかった・・・と言っていたので、ちょっと調べてみた。その過程で、私はこう思った、どんな道に進んでも、それなりのことはある・・・と。自分自身を見つめ、(自分自身を)受け止め、磨き、その過程で良き伴侶に出会えるのなら、それも1つの方法だよねぇー・・・と、私はそうも思った。

(完)

 

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 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2017年3月13日

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