【社会64】 口の中の血豆 ~顎の骨、簡単に溶ける!~ 顎の骨をどう取り戻すか

突然、口の中に血豆ができて、それがとんでもないことになっていた・・・というお話を前回にした。その症状がおよそ1年5ヶ月も一進一退を繰り返したこと、その血豆を口内炎だと思い違いをしていたことや、ましてやそれが膿んでいたとは思いもよらず、歯科医院に行った時には、ホント手遅れもいいところだった。1年5ヶ月はいくら何でも長すぎた・・・。あ~ぁ・・・。

驚くなかれ! 厚生省が行った調査によると、現在、成人(30歳から64歳)の約8割が歯周病にかかっている・・・と報告されているそうだ。同調査で、成人だけでなく、若年層でも多くこの病気にかかっていることがわかったそうだ。歯周病は、私たち日本人の、正に「国民病」とまで言われているのだという。歯周病の初期段階が「歯肉炎」で、進行していくと「歯周炎」と呼ばれるそうだ。

信じられないと思うが、私の場合、歯科医院で売っている極細の歯間ブラシを縦にして、歯と歯茎の境目に刺すのだ。それで中から汚れを掻き出すのだ。すごい治療よ! 痛いし、口の中は血だらけになるし、やっぱり何より怖い!

歯科医院の診察椅子で、私はいきなり鏡を持たされ、掻き出すその練習が、突然はじまったのだ。自宅で毎日1日1回は自分でやってくださいね・・・と歯科医にそう言われた。そのための練習だったのだ。私はその時、まともに鏡を見れなかった。だって、自分の歯と歯茎の隙間に歯間ブラシが1本刺さってるんだもん(歯科医がいつの間にか刺したぁー!)。

そんな光景を見せられた私は、全身の血が引くのがわかった。そのせいで突然冬を感じ、足がブルブルと勝手に小刻みに震えはじめた。おっそろしいぃーってもんじゃなかった! 本当は寒いから震えるのではなく、「ブルブルッ!」と筋肉を震わすことで、体内に熱を作り出しているのだそうだ。寒いから震えるのではなく、体内に熱を作り出すため。そう「ブルブルッ!」とね。人間の身体は本当にうまくできている。

最初のうちは、血がドロドロとしているけど、この血がサラサラになるまで続けてくださいと、私はそうも歯科医に言われたのだ。病状を最小限に抑えたかったのと、顎の骨を復活させることまで考えていたので、ここは何としてでも突破しないと・・・と私はそうも思った。先生は、状況からして、私の顎の骨はもう復活しないとおっしゃっていたが・・・。

私は、とにかく、すぐに知人や友人等にも注意を呼びかけるメールを出したのだ。みんな驚くばかりだった。今回の事で、私はS先生(日蓮宗、住職、男性)に泣きついた。S先生は、いつものように優しくて、こうおっしゃった、自分の歯根が痛む思いだと。早くそして着実に治癒しますように・・・と、そうもおっしゃったのだ。「え? 私のために祈ってくれるの?」と思った私は、内心思わず「ワァ~イ! ワァ~イ!」と喜んだ。

先生がおっしゃった通りで、掻き出した血がドロドロからサラサラに変わった。治療がはじまって2週間になるが、まだ極わずかに歯茎からの出血は続いている。

汚れを掻き出すその作業は、今毎日1日2回行っている。これ以上骨が溶けたらかなわないと思ったからだ。その作業はひどくイヤだけど、でも目をつぶって操作するわけにもいかない。朝と夜寝る前にシャリシャリと掻き出している。ホントすごいよぉー! 誰にも見せられない!

そういった毒が体内に回ってしまっている可能性もある。解毒などトータル的なことを考えると、やっぱりこれかなぁー・・・と思い、肝臓へのひまし油温湿布もはじめた。当初は顎にその湿布をしていたが、ふとそのことに気づき、急きょ肝臓へと切り替えた。歯周病は他の病気を引き起こすことがあるそうだ。

もっとも自分に奇跡を起こす存在は自分自身なのだという。今回の事で、私はあるテレビ局の局長にも注意を呼びかけたのだ。そしたら、直ぐに局長からそういうお返事をいただいた。私はとても納得したし、えらく感激してしまった! そういうことを「サラッ!」と言えるって、すごいと思ったし、そういう人だからこそ、局長になれたんだぁー・・・って、そんな風にも思った。

近いうちにまた歯医者に行く予定。今後の展開がどうなるのか・・・私にも全くわからない。できる限りのことをやっておこうと思う。

(完)

 

追記・・・本格的な治療が歯科医院ではじまってから、およそ7か月後に治りました!

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2017年4月11日

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