【霊的世界31】 土石流女児、今いずこに・・・ ~縁結び3~

M子さんは、S先生(日蓮宗・ご住職)に、その女児が水子かどうかを聞いたそうだ。すると、S先生は、言葉を終始選びならも、ゆっくりとした口調で、そしてとても慎重に肯定されたそうだ。流産は我々で言ったら、突然土石流に遭うのと同じでね、とても大変なことなのですよ、と、そうも優しく仰ったそうだ。「こりゃ、まずいぞ・・・」とM男さんM子さんご夫妻はそう思ったようだ。

その土石流女児は、(M子さんの)主人の父母の子なんじゃないか・・・と、M子さんは直感でそう思ったんだそうだ。しかし、ご主人のM男さんは、自分に姉か妹がいた・・・というそういう話はこれまでに一度も聞いたことがない・・・と言っていたそうだ。

そして、M男さんは折りを見て、自分の父親に聞いてみたそうだ。すると、なんと、お姉さんが1人いたんだそうだ。結婚して直ぐに授かった子供で、妊娠3ヶ月か4ヶ月ぐらいの時に、自然流産してしまったのだという。そのことを知った当初、M男さんはかなり冷静だったそうだが、奥様のM子さんは、とても驚いたそうだ。

M子さんは、「やっぱりそうだったかぁ~・・・」という思いと、そして「S先生は、なぜ、どのようにして、そのことがわかったんだろうか・・・」という思いで一杯になったそうだ。そもそも水子だと言い当てるだけでもすごいことなのに、性別まで言い当てたばかりか、奥様側ではなく、ご主人側のご家族・ご親族だとわかったからこそ、「ご主人に女のお子さんが頼っている・・・」と、そう仰ったのである。M子さんは震える手で、直ぐにS先生に電話や電子メールで連絡を取ったそうだ。

(続く)

 カテゴリー : 霊的世界 | 投稿日 : 2016年5月19日

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