【霊的世界57】 僧侶はお化け屋敷が苦手? ~霊と出会う~ 人間の意識や感覚とはちょっと違う

先月20日(2017年6月)、私はS先生(日蓮宗・ご住職・男性)とお電話で色んなお話をさせていただいた。はじめてこの記事を読まれる方には、ちょっと理解できないと思うが、S先生はとてつもなくすごい超能力者なのだ。「なんでそんな事までわかるのですか?」と、それこそあれこれとお聞きしたくなる。それ程までに、見事に次々と言い当ててしまうのだ。

どんな風に? そうね、例えば・・・、その人がどういう亡くなり方をしたのか・・・とか、生前のその方の性格や気質を知る事なども、S先生にとっては、それこそ朝飯前なのだ。

しかも、憑依してきた霊が、大人なのか、あるいは子供なのか・・・だけではなく、その霊の性別まできっちりと言い当ててしまうのだから、当初私は、S先生の実力を知る度に、それこそ驚きの連続だった。S先生の実力は、お寺の檀家さんをはじめ、お弟子さんや信者さんたちの間では、とてもよく知られている。クチコミで、遠方からS先生に相談しにやってくる方もおられるようだ。

以前にもお話したが、言い当てるというより、S先生は体感でわかってしまうのだ。どうもそんな感じだ。

亡くなって7日経とうが、7ヶ月、7年、あるいは70年が経とうが、時の経過に関係なく、とても成仏したと言える段階にはない霊もいるそうだ。そんなような事をS先生はおっしゃっていた。

祈っていく中で、そういったことがわかってしまうみたいだ。祈りとは、ここでの意味は、南無妙法蓮華経と、ただ一心に唱えることである。

S先生は、その時のお電話で、こんな事もおっしゃっていた、「これは、普通の人間の意識や感覚じゃないよねぇー・・・」と思いたくなるような、そういう出会いもあったそうだ。

それを聞いた私は、「え? 宇宙人とか、地底人のこと?」と思ってしまったのだ。世界三大霊訓のシルバー・バーチは、宇宙人はいると、確かにそう言っていた。ただ、そういった話をするために、ここ地球に降りてきたわけではないので、そういった話は、これでとどめておく・・・と、シルバー・バーチはそんな風に答えたっきり、それ以上のコメントは残されていない。

でも、S先生のおっしゃったことは、宇宙人とか、地底人とか、そういう意味ではなかった。その霊の意識がとても重いことから、それこそ地獄から這い上がって来たんじゃないか・・・と思うような、そういう霊との出会いもあったそうだ。

S先生は祈りを通じて、そういった霊とも常に接触している。S先生は除霊や浄化の祈りもされる。引導といって、霊が成仏していく過程をS先生が見届け、そして霊を向こうの世界に送り出すお仕事もされているわけだから、S先生は、元々霊なんて怖くないんだと思った。だって、霊が出てくる度にいちいち驚いていたんじゃ、僧侶としてのお務めは果たせないだろうし・・・。

それで、私はそのお電話で、S先生にこんな事もお聞きしてみた、遊園地にお化け屋敷がありますが、そこで血だらけのお岩さんが「うらめしやー」って言って出てきても、怖くないのですか? と。

すると、S先生は「そりゃね、(物陰から)いきなり出てきたら、びっくりしますよー。でもね、そもそも血肉が飛び出しているのを見れば、それはあまり気持ちのいいものではないですからねぇー・・・」とおっしゃった。

それを聞いた私は、S先生は霊が怖いのか、怖くないのか、なんだかよくわからなかった。そもそも霊は、突然出てくる。扉をノックしてね、「入ってもよろしいでしょうか?」なんて、霊はそんなことは言わない。

どういう事かというと・・・。私は、S先生のお寺の本堂で、S先生と一緒に祈っていた時に、右前方(ご宝前の右側という意味)から、何体も霊が出てきたことがあった。私がその時に感知したのは、1体や2体だけではなかった。得体の知れないエネルギー体が、いきなりゾロゾロと出てきたのだ。異変を感じとった私は、祈りながらその方向を見たが、目では見えなかった。その時に、霊と思われるそのエネルギー体は、(ドアを)ノックしなかったし、ましてや「お邪魔してもよろしいでしょうか?」なんて、そんなしゃれた事も言わなかった。

後に、S先生のお話でわかったのだが、その場所は、S先生が神棚を作ろうと思っていたそうだ。この事を知った私は、本当に仰天してしまった。

銀座まるかんの創業者である斎藤一人さんは、こんな事をおっしゃっていた、守護霊さんは立派な方がなるんですよねぇー・・・と。・・・という事はね、立派じゃない霊もいるってことなんだと、斎藤一人さんはそうもおっしゃっていた。私は、この事にとても納得した。

祈っている時に、仮に聞こえるはずもない声が聞こえるようになったとしても、その声の主が、必ずしも立派な霊かどうかはわからない・・・という事に、私は気づいた。これを見抜く力が必要だと、私はそんな風にも思った。

(完)

 カテゴリー : 霊的世界 | 投稿日 : 2017年7月27日

【広 告 (Advertisements)】