【動物8】 黄色いてんとう虫に黒い斑点 ~一期一会~ ヒョウ柄衣装と古い高級神官

3日前の晩(2017年6月27日)、Tシャツなどの数枚を、自宅の南ベランダに干しに行った。外は極わずかに小雨がパラついていた。でも、時折吹きつける外の風が気持ちよくて、私はしばらく風にあたろうと思った。私は両腕をベランダの手すりに乗せた。すると、私の右から何やら近づいてくるのがわかった。「なんだろー」と思って、その手すりの上の小さな物体を、よーく見たら、なんと、前回【動物7】でお話した、あの黄色いてんとう虫だった! 「え、まだいたの?」と思った。きれいな黄色地に、黒い斑点のてんとう虫である。

私は、手を差しのべてみた。そしたら、そのてんとう虫が、私の手に這い上がって来た。私は、喜んじゃって、喜んじゃって、室内に連れて行った。家族に見せて、「見てよ、これ・・・。昨日のてんとう虫だよ、きっと・・・」と私は言った。私は家族にこうも言った、家でこのてんとう虫を飼いたいと。

すると、家族が私に、「自然の中で暮らした方が、(てんとう虫にとっては)いいんじゃない?」 とか、「餌だってどうするの?」と言った。

それを言われて、それもそうだ・・・と思い、私は、即あきらめた。ホント速かった。昨日からずっと1日中、あの手すりを1匹でずっと歩き回っていたのかもしれない・・・と思ったら、とにかくなんか食べ物をあげようと、思いついた。まずそれが先だと、そう気づいた。

「何がいい? 何がいい?」と思いを巡らしたら、急に、家に玉キャベツがあるのを思い出した。「よし、それだ!」と思った。そうこうしているうちに、私の手の平に乗っていたてんとう虫の背中のかぶとが、「パカッ!」と開きはじめた。「あ、こりゃ、飛ぶぞ!」と思った。私は慌てて、ベランダに連れて行き、てんとう虫をプランターに下ろした。「間に合ったぁー!」と思った。数秒間、様子を見たが、飛ぶ様子は全くなかった。

その様子を見届けた私は、「それ行けぇー!」と思い、玉キャベツをむしりに、キッチンへと小走りした。

すると、家族が、てんとう虫が食べるのは、あぶら虫だと教えてくれた。言われてみて、「え? そうだっけ?」と思いつつも、その数秒後、「あ、確かにそうかも・・・」と私はそう思った。

それで、玉キャベツをやめた。周囲をキョロキョロと見回したが、他になかったので、「あ、じゃ、これでいいや!」と思い、とりあえず無農薬栽培の豆苗の先端をちぎった。そして私は通りがかりにライトを持って、再びベランダへと急いだ。

ライトでプランターを照らしたら、てんとう虫がプランターの縁を、トコトコと歩いていた。「あ、いた! いた!」と思った。ところがその次の瞬間、そのてんとう虫は、突然、縁の内側に入り込んでしまったのだ。姿が急に見えなくなったので、私はライトを照らし続けながら、覗き込んだ。「あれぇー、どこだ、どこだぁー!」と思った。

もしかしたら、プランターとプランターのすき間に落ちたのかもしれない・・・とそう思った。周囲を探した。それでもてんとう虫は、それっきり姿を見せることはなかった。

プランターを持ち上げたり、移動させたりと、大掛かりなことをしているうちに、てんとう虫を間違って踏みつけたりなんかしたら大変だ。それに気づき、後を追うのはもう止めよう・・・と思った。

その後、インターネットで調べてわかったのだが、てんとう虫は、太陽に向かって飛び立つので、太陽神天道・・・というところから名前がついたそうだ。ショックを受けると、死んだふりもするそうだ。いきなりライトで照らされたから、驚いちゃったのかな・・・。

今回のことを、夢解釈風に当てはめて考えてみた。まず、黄色いてんとう虫が、一番最初にやって来た方角は、建物の構造上、である。つまり、あの天井の蛍光灯に止まるには、北側からしか入って来れない。霊の通り道と言われている。てんとう虫は、上記の通りで太陽神天道と言われている。太陽神と言えば、エドガー・ケイシーさんは、過去世の天命でエジプト太陽神であるラー高級神官だった。そう、つまりここでの意味の高級神官は、である。天の道天道てんとう虫というつながりになる・・・ということに、私はふと気づいた。

そして、黄色いてんとう虫の黄色については、こう理解した、日本では、太陽は赤色で表現されると。でも、欧米では、太陽黄色で表現されることが多い。エドガー・ケイシーさんはアメリカで生まれ育った。なので、ケイシーさんは、太陽は黄色いと認識していた可能性が高い。ちなみに、古代エジプト神官は、ヒョウの毛皮をまとっていたようである。このことを象徴しているのが、今回私が出会った黄色くて、黒い斑点があるてんとう虫のことだと理解した。

更に言えば、黄色いてんとう虫の黒い斑点は、太陽の黒点を暗示していると思われる。つまり、活動周期のことである。太陽の活動が活発になると磁場が乱れ、その結果として黒点の数が増える。逆に、太陽の活動が弱まると、黒点の数は少なくなる。

今回、私が出会った黄色いてんとう虫の背中には、黒い斑点がしっかりあった。つまり、活動期に入っている・・・という意味である。

これらの事を思うと、この続きは、恐らく、私の睡眠時の夢か何かで、何らかのメッセージがあるかもしれないなぁー・・・と、私はそんな風にも思った。

一連のこの流れに私が気づいたことで、そのてんとう虫の役目は、もう終わったんだと思う。てんとう虫は、南ベランダの手すりを私の右から歩いて来たからだ。南向きのベランダで、私の右から・・・とは、その右の方位は西になる。西は、太陽が沈む方角である。太陽が沈むとは、1日の終わりとか、静寂別離、あるいはなどを表すからだ。

姿を消しておよそ3日になるが、その黄色いてんとう虫は、未だに現れていない。やはり、一期一会の出会いだったんだ・・・と、私はそんな風にも思った。

(完)

 カテゴリー : 動物 | 投稿日 : 2017年6月30日

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