その辺のスーパーで売っている紅茶には、殆ど香料が入っていますよね。私は、最初、香料とは、ただの香付けだと思っていました。香りだから、別にどうってことないと、そうも思っていたのです。
ところが何かの折りに、あるウェブサイトで「香料が入っていないものがいい・・・」と、そう書いてあったのです。「なんでだろう・・・」と思い、調べてみたところ・・・、私の思いとは大きくかけ離れていました。
例えば、紅茶に入っている香料なら、紅茶の味がもっとするように調合した、いわば化合物を化学的に合成したものだったのです。これには本当に驚きました!
香料は食品添加物ですが、その道のスペシャリストが、あるウェブサイトでこう書き記していました、化学的に混ぜ合わせば、どんな味でも作り出せると。つまり、作り出せない味はないと言うのです。
何だか、すごい事を知ってしまったなぁ~・・・と、私はそうも思いました。
プリンに醤油をかけて食べると、ウニの味がする・・・といった食品から作り出す風味(香料)ならまだしも、市販されてる食品に含まれる香料は、殆どの場合、化学的に合成されたもので、「似せた味」と思って間違いないようです。
安全基準によって、国が認可した食品添加物だから大丈夫だと思いがちですよね。でも、香料は、ありとあらゆる市販の食品に入っているので、香料の入っていないものを探すのは、結構大変です。つまり、知らず知らずのうちに、香料を取り続けてしまう・・・ということです。
「香料が入っていないと、こんなに味が違うの?」と思うほどの紅茶を見つけました。もちろん、オーガニックです。今まで飲んできた紅茶は、一体何だったの・・・と思うレベルです。
私が購入したのは、鹿児島県の離島である屋久島在来の紅茶なのですが、最初、飲んで拍子抜けしてしまいました。ティーポットに入れた茶葉の量が、少なかった感じだったのです。なので、2回目は、目分量ではなく、茶葉やお湯の量をはかって入れました。
それでもやはり、何かが足りない・・・。しばらく考えて、それでこうわかったのです、「あ、香料だー!」と。
慣れるまでは、「え? 何これ?」と思うかもしれませんが、でも、身も心も喜ぶ味だと思いました。もちろん、美味しいです。私の場合、ちょっと濃い目に入れて、ティーポットに紅茶の液が残らないように、1回でカップに注ぐようにしています。いつまでも置いておくと、渋味が出てしまうからです。
残留農薬などの検査結果も一緒に送ってくれたので、やはり、安心して飲めるって、いいものだと思いました。茶葉は洗わずに、そのままお湯を注ぐので、飲むなら、やはりオーガニックをおススメします。
コーヒー派か、それとも紅茶派か・・・と聞かれれば、私はコーヒー派なんです。紅茶は、殆ど飲むことがなく、例えば、いちごのショートケーキとか、ロールケーキなどを作って食べる時は、紅茶を選びますけどね。コーヒーも紅茶も、ストレートで飲んでいます。
(完)