塩茹でしたパスタを湯切りし、そこへオーガニックのオリーブオイルを適度にかける。パスタ全体をオイルコーティングし終えたら、今度はそこに醤油で味付けをし、最後にブラックペッパーで仕上げる。意外とこれが美味しい! もちろん好みでチーズを振りかけてもいい。
でもパスタに醤油をかけるなんて、奇想天外もいいところ。正直、「ナンセンスだなぁ~・・・」と、私は最初そう思った。
そもそも私の家族が、そのパスタを最初に作った。ところがいざ食べてみると、ナンセンスどころか、思っていたよりもはるかに美味しかった!
油に火を通さないので酸化しにくいし、ガスレンジの回りや換気扇が、油でベトベトになることもない。洗い物が減るのもうれしい。
茹で上がったパスタに、そういったシンプルな材料を混ぜ合わせるだけなので、すごく簡単に出来る。
この味を知ってから、パスタを食べる機会が増えた。これが思わぬ落とし穴だった。
パスタは小麦粉から出来ているが、粘りの成分であるグルテンは、腸壁を傷つけると、随分前に聞いたことがあった。でも、今皮膚炎を起こしているわけではないし、ちょっとぐらいなら大丈夫よ・・・なんて思っていた。
でも、まさかそのグルテンと花粉症が関係あるとは、ついさっきまで知らなかった。
私は元々花粉症ではないが、そう言われてみれば、ここ数年の間の春先、ちょっとしたきっかけで、花粉症のような症状に見舞われることがあった。
小麦に含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼイン、そしてトランス脂肪酸のこの三大食品は、特に消化があまりよろしくないのだそうだ。それでもそういった物が体内に入ってくると、身体が一生懸命消化しようと思って、相当の消化酵素が使われる。
そもそも消化自体、相当のエネルギーが使われると言われている。特にこの三大食品を取り過ぎると、身体にかなり負担がかかるようだ。つまり、身体が消耗してしまうということ。
そうなると、花粉などの異物が体内に入ってきても、それを自然に排出しようとする力が下がり、その結果、花粉症状が現れるのだという。そんな動画をユーチューブで見た。
最低2週間、その三大食品を外すといいらしい。
トランス脂肪酸とは、油に水素をくっつけると、腐敗しにくくなる油のことで、食べるプラスチックとも言われている油のことだ。その代表選手が、例えばマーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなど植物性油脂と表記されている食品のこと。
そういったものは、意外と加工食品に含まれているので、要注意ですよね。他にも、油で高温調理した唐揚げとか、電子レンジのマイクロ波加熱によっても、トランス脂肪酸が多く発生することがある。
不必要な物を自然に排出しようとする力が衰えると、花粉症状に見舞われるらしい。なるほど。
この事を知って、私はようやくこうわかった、「あ、だから、花粉症状に肝臓へのひまし油温湿布がなかなかよかったのかぁ~・・・」って。私の場合、その湿布の開始後、わずか20分で、激しいくしゃみ、鼻水、鼻づまりが和らいだ。
1日経つとぶり返すので、数日間は温湿布を繰り返すようになる。いざという時に便利なので、オーガニックで未精製のひまし油、フランネル、サランラップ、使い捨てカイロ、重曹、ペーパータオルのこの6つを揃えておくといい。
何もはじめから一式揃えなくても大丈夫です。まずは手元にあるものを使ってみる。威力を知り、もうちょっとやってみたいと思ったら、その時に一式揃えてもいい。私の場合、どの温熱ヒーターを買うかで、何日も何日も迷った。
フランネルとは、ひまし油を染み込ませる専用の布のことです。
重曹は、お湯で薄めてペーパータオルに湿らせ、湿布が終わった後の、オイルだらけになった身体を拭き取るために使います。
とにかくその三大食品を外してみる。どちらにしても、口に入れるものの影響力は大きいですよね。花粉が多く飛び交う時期は、要注意です。
(完)