【植物10】 同じ結果が出ない理由 ~植物の反応6~ 

クリーヴ・バクスター(Cleve  Backster)氏が行ったそういった実験を、別の人が行ったが、同じ結果が出なかった・・・と言い出す人が、後に現れた。その辺に関して、私は、何となく分かる気がした。今回はそのお話の続きである。

昨晩(2016年2月14日午後9時半頃)、S先生(ご住職)にお電話をして、こうお聞きしてみた、「これまでに貴寺院の本堂内で、ゆりを生けて(ご宝前に)お供えされることはあったのでしょうか?」と。すると、S先生は「ありますよ。」と、そうおっしゃった。

思わず私は、「オー!」と思った。ゆっくりで、とてもお優しいお声だったからだ。なので、私はすぐにこう思った、また神さまからのお告げか、何かあったのではないか・・・と。昨晩はこれまでになく、受話器の向こうから、何やら音楽が聞こえてきた。とてもいい感じだった。「え? お尚さんが、なんで神さまとつながるの? お尚さんなんだから、お釈迦さまでしょう?」と思うかもしれない。しかし、お寺にはお寺を守る神さまがいるのだ。

そして、私は、昨晩のお電話で、こんなこともお聞きしてみた、「以前に、ゆりの香りで本堂が一杯になってしまったことがありましたが、過去において、ゆりがそういうことになったことはあるのでしょうか?」と。S先生のお話によると、ゆりでも、別の種類のお花でも、そういうことが起こったことは一度もないですと、そうもおっしゃっていた。「え? そうだったの?」と私は思った。あの時の祈りで、ゆりがあのようなことになるとは、S先生は、全く予想もされていなかったそうだ。

その瞬間に、私は、「あ、そういえば・・・」と、急に思い出した。以前にS先生(上記のお尚さんのこと)のお寺に遊びに行った時に、本堂のすぐ隣にある居間で、S先生と一緒に、私は何やら雑談をしていた。雑談といっても、8割から9割は、S先生が殆どお話になる。私は、ただ黙って聞いていただけ。時折、ふと心に響くとても素敵なことをおっしゃるので、「オー!」と思い、私は直ぐにノートに書き留めたりしていた。

その時に、その居間から本堂につながる廊下の扉と、そして本堂の扉も開いていたのだが、その廊下を通って、ゆりの花の香りが居間に漂ってきたことが1度だけある。とてもしっかりとした強い香りだった。しかし、その時に本堂には誰もいなかったのだ。つまり、あの時のように、誰かが本堂内でずっと祈っていたわけではない。

このことからも分かるように、逆に結果を得ようと思って、あまり実験を繰り返すと、植物がそういった私たち人間の思考などをキャッチして、違った結果が出てしまうこともあるのだろうと思う。バクスター氏と同じ実験結果が出ないのは、恐らくそういったことも1つの原因なのかもしれないなー・・・と思った。

(完)

 カテゴリー : 植物 | 投稿日 : 2016年2月20日

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