【社会55】 繰り返しのお見合い ~結婚相談所~ 失敗の連続 気づく力大きい!

一昨日(2016年10月6日)に、【社会54】で、「ぼそぼそとしゃべる男性・・・」の記事を書いてアップしたが、その晩、お布団に入って、ウツラウツラとしていた正にその時に、私は、突如と、ふとこう思った・・・「なんで彼(ぼそぼそとしゃべる男性のこと)は、あの時にお見合いがダメになったその理由を、私に聞かなかったんだろうか・・・」と。

10年以上も前の事だし、今更考えてもしょうがないって言えば、しょうがないが・・・。

恐らく、彼は、こう思ったのかもしれない、「相手がイヤだって言ってるんじゃ、しょうがないかー・・・」とか、「あ~ぁ、やっと理想の女性に出会えたのに、また振られたかー・・・」と。「こんな僕でもいいと言ってくれる女性を探せばいいかー・・・」と、そうも思ったのかもしれない。

自分を変えずに相手を変えようとしても、事はうまく運ばない・・・と、人はよくそう言うけれど、そういう流れで、ずっと生きてきている人にとっては、自分をいきなり変えようとしても、なかなか難しい。

相手を変えるのではなく、自分を変えるのでもない。ただ、気づく。

気づく、それだけでいい。

ここでいうなら、お見合いがダメになった本当の理由を知ること。その理由に対して、自分が何をどう判断し、どう決めていくのか・・・だ。そういった1つ1つの気づきの中で、人は少しずつ変わっていける。彼には、それがなかったんだと、私は気づいた。

「こんな僕でもいいと言ってくれる女性を探せばいいかー・・・」という、彼の考えや意識を否定しているわけではない。1つの考えとして、それはそれでいいと思う。でも、そうやって10年以上の時が流れても、理想の女性が現れては、やがて消えていく・・・。

そういう事がずっと続くと、人は大抵、心や意識が落ちる。「僕って、ダメな人間なんだ・・・」とか、「私って、必要とされていない人間なんだ・・・」と。そういう気持ちが出てくることもある。

しかし、自分が発した波動と同じ波動のものを引き寄せると、斎藤一人さんがそう言っていた。宇宙の法則とは、どうもそういうものらしい。斎藤一人さん(銀座まるかんの創業者)とは、日本一のお金持ちと言われている、有名なあのお方だ。

斎藤一人さんは、こうも言っていた、1人じゃ寂しいから・・・と言って結婚しても、人は幸せにはなれないと。寂しいという波動を発していると、寂しいと思っている人を引き寄せるのだという。寂しい人と寂しい人を足したら、ダブル寂しいになる。つまり寂しさが2倍になる・・・と、そうも言っていたのだ。人が幸せになれる方法を解き明かした斎藤一人さんのお話を、以前にここの「星がささやいて」で記したことがある。ご興味のある方はこちら。

結婚相談所や結婚カウンセラーを頼るのではなく、彼らに力を貸してもらう・・・という考え方でいいのかもしれない。

私が20代前半の頃に、趣味のアイスダンスを通じて知り合ったお友達がいる。そのお友達は、英語圏で生まれ育った女性で、彼女のご両親が日本から英語圏へと移住したんだそうだ。家では日本語を使い、学校では英語を使う生活をしていたので、彼女は日本語も英語もとても堪能だ。

その彼女は通訳の仕事をしているので、世界中を飛び回っている。彼女がたまたま日本に来ていた時に、お仕事の後に、お夕飯を一緒に食べようよ、と彼女に誘われたので、2人で会って、レストランでご飯を一緒に食べたことがあった。

「オー、待ってたよ~!」と、そのバイリンガルの彼女がそう言って、片手を上げたその先から、1人の男性がこっちに向かって歩いてやって来た。彼は私たちのテーブルの椅子に座った。純日本人で、見た目30代前半に見えた。私は当時、20代前半だったので、その彼とおよそ10歳の差があったと思われる。彼から見たら、私はほんの子供にしか見えなかったのでしょう。ところが、後にわかったのだか、それは見合いだったのだ。

彼がテーブルにつくと、すぐにウエートレスさんがやってきたが、すぐに行くから、いいですと言って、彼は何も注文せず、運ばれてきたお冷だけが、彼の目の前にそっと置かれた。どうも、二人は同じ職場の同僚だぞ・・・という事がわかり、仕事の話があって、それで彼がやって来たのかと、私は最初そう思った。ところが、ウエートレスさんが立ち去ったその後、彼はやたらとチラチラと私を見るのだ。何だろう~・・・とは思ったが、でもまさかそれがお見合いだったとは、私は夢にも思わなかった。

その後、初めてのその席で、彼が何をしたと思う? いきなりスイッチが入ってしまい、彼は、身振り手振りで、面白おかしく色んなことを次々に1人でしゃべり出したのだ。お仕事の話とは程遠い内容だった。テレビで人気の明石家さんまさんって、結構、しゃべって笑って明るいけど、さんまさんよりも、もっと早いスピードでその男性はしゃべりまくったのだ。

同席していたバイリンガルのその彼女は、煽られてよく笑っていたが、私は彼の話に殆どついていけなかった。彼は15分か、20分位、私たちと同席したが、彼が途中で帰った後、「嵐が立ち去ったー・・・」と、私はそのレストランでそう思った。その位に、彼の勢いはすごかった。

勿論、そのお見合い話はお断りしたが、あの「ぼそぼそとしゃべる男性」とは逆に、舞い上がって、初対面でいきなりしゃべり出す男性もいる。

このケースの場合、1つの方法として例をあげるならば、こうだ。まず、ひと目見て、相手を気に入った。でも、ここにいつまでもいるのは、なんだか気恥ずかしい。でも来た早々だから、帰るわけにもいかない・・・。

そういう時は、まず、自分の携帯を見て、着信があったフリをする。それで「来た早々で、申し訳ないんだけど・・・。う~ん、急用が出来ちゃった・・・」とかなんとか言い、その場から離れる。取り返しのつかないような、大きなうそをつくのはまずいが、まずは気転を利かす。

それで、日を改めて会うようにすると、よかったかもしれない。

我慢することではなく、耐えることでもなく、何とか乗り切ろうと頑張る必要もないような気がする。大事なのは、事が起きた時に、自分の本当の気持ちに気づけるかどうか・・・という事なんだと思う。

相談所のカウンセラーが、いつもついてくれている。相談してみるといいと思う。なぜなら、彼らはプロフェショナルなのだから。

(完)

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2016年10月8日

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