「でも、そういう光が見えたから、だから何なの?」と思うかもしれない(思わないかもしれない)が、美しいよ、すごく、すごく・・・。例えば、自分の手をかざしてみる。そして、しばらく眺めていると、その手から緑色の光が見えてくるのだ。光の色なので、絵の具やクレヨンなどの緑とは異なり、それはまるで宝石のエメラルドのようなのだ。手から宝石よ。信じられないでしょう?
それは私にとって受け入れられない現象ではなかったが、でもだからと言って、即それで人生観が変わったとか、意識が覚醒したとか、そういう革命的な変化が私自身に起こったわけでもなかった。スポンジケーキを食べ慣れている人が、シフォンケーキ(絹のような・・・と言う意味)を初めて食べてみると、「あ、絹ってこういうことねぇ~・・・」と自然に受け止められるように、私はただ至って普通に、「こういうこともあるのねぇ~・・・」と思った。
世界三大霊訓の1つであるシルバー・バーチが言うには、バラの本当の色は光のように輝いていて、それはそれは息を呑むほどの美しさなんだそうだ。スピリチュアリストの江原啓之(えはらひろゆき)さんのように、あんなに瞬時にオーラが見えるわけではなく、私の場合、少し時間がかかる。そもそも私に見えている今の光が、オーラなのかどうかはわからない。だって、江原さんがテレビの番組などでゲストのオーラを鑑定する時、色んな色が同時に見えていて、しかも大きいものだと1メートルとか2メートル単位で見えているようだから。私の場合、単色でしか光は見えず、しかもそんなに大きいものは見えない。
お茶の間で人気の早稲田大学名誉教授の大槻義彦(おおつきよしひこ)氏は、オーラについて、2008年2月10日の「J-castニュース」で、こんなことをおっしゃっていた。例えば、情熱さを表すと言われている赤の光と、知的さを表すと言われている青の光が混じって見えるのなら、それは違う色に見えるはず(光の三原色の理論からいくと、ピンク色に見える)だし、もし、別々の色で光が見えるとしたら、それじゃ、カラーテレビは見れないことになるのだそうだ。カラーテレビやコンピューターのカラーディスプレイの発光体は、光の三原色である「赤、緑、青」が使用されているから・・・ということのようだ。「なるほどぉ~~~!」と思い、私はとても納得してしまった。
(続く)