【出版物10】 漢方の先生おすすめのお茶 ~調剤漢方薬の本当の話3~

今回取材に行った薬天堂の店内には、出来合いの漢方薬や健康食品なども置かれてあり、片隅にはテーブル1台と椅子が4客置いてあった。そこに座るように小林先生に案内され、しばらく待つと、やがて小林先生がお茶を出してくださった。黒っぽいお茶で、「保健茶」というのだそうだ。それは、10種類の茶葉がブレンドされた混合茶だった。その原材料をよく見ると、こう書いてあった、緑茶、ハブ茶、ハト麦、クコ茶、柿の葉、玄米茶、金針菜(きんしんさい)、クマザサ、杜仲茶(とちゅうちゃ)、玄米花だ。「聞きなれないなぁ~・・・」と思ったのが、金針菜(きんしんさい)だ。後で調べて分かったのだが、これは非常に栄養価が高く、ビタミンA、B、C、そして鉄分を含む為、中国では、船乗りで長旅をしなければならない人たちが、常に用意していたものなのだそうだ。特に驚いたのが、その鉄分の含有量で、ほうれん草の20倍もあり、増血作用があるのだそうだ。缶詰めのほうれん草を食べてパワーアップするポパイを思い出した。

そして、もう1つは、クマザサだ。これは、古くから薬草として利用されており、胃腸病、糖尿病、高血圧、ぜんそく、風邪など、万病に効くものとして用いられ、貧血の予防や改善、動脈硬化を予防したり、血圧の上昇を抑えて安定させたり、そして、ニキビや口臭予防にも効果があるそうだ。

至れり尽くせりのお茶だったことを知り、ちょっと驚いてしまった。健康を保つこのお茶を、お店においでになったお客さん(患者さん)にお出ししているそうだ。癖がないので、とても飲みやすいと思った。この「保健茶」は、薬天堂でも扱っているそうだ。

薬天堂では、その人に一番合ったお薬を調剤する為、服用しても殆どと言っていいほど、副作用は起こらないそうだ。その人に一番合うお薬とは、その人が今一番抱えている病気とは別に、その人に、今、潜んでいると思われる大元を見つけ出し、病歴などを見ながら、その大元を根こそぎ治療していく形になるので、言わば再発しない、病気にならない本来の自分の健康な身体を取り戻していくお薬なのだと、そう考えた方がよさそうだ。その為、問診で15分や20分程度の時間では、大元を見つけ出し、それに合うお薬をどう用意するか・・・などを決めるのは、かなり時間的に無理があるのだという。

 

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 カテゴリー : 出版物 | 投稿日 : 2015年12月7日

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