【出版物24】 静かなるパワー ~凛々しい青い目の僧侶~ ネルケ無方さん1

今年(2015年)10月号の大法輪(だいほうりん)という仏教関係の雑誌に、西洋風の顔立ちをされた僧侶さまのお写真と共に、記事が4ページに渡って掲載された。曹洞宗(そうとうしゅう)安泰寺(あんたいじ)のご住職であるネルケ無方(むほう)さんご自身が書かれた記事だ。

私はこの時に、日本に青い目の僧侶さまがおられることを初めて知った。ユーチューブなどの動画サイトをはじめ、安泰寺のURL上でも、多くの動画がアップされている。今回のことを機に、私はネルケ無方さんがご出演されている動画の殆どを拝見した。「なんとも凛々しく、なぜこんなにも静かなるパワーを秘めた僧侶さまなんだろう・・・」と感じ、「こういう人はそうはいないよねぇ~・・・」と思った。驚き、そしてとても関心した。まるでヤマ・ニヤマや武士道の精神でずっと生きてこられた僧侶さま・・・という感じもした。すごく立派な印象を受けた。

ヤマ・ニヤマのヤマとは、禁戒(きんかい)のことで、決してしてはならないことを意味し、ヤマ・ニヤマのニヤマとは、勧戒(かんかい)のことで、積極的に行っていくべきことを意味する。

武士道とは、文字通りには、武士の道だが、封建時代における武士が守るべき道徳の精神や原則のことである。武士道で最も大切なのが、忠実で正直な心(忠誠)、強くて勇ましいこと(武勇)、そして能力や行為などに対し、世間から優れていると高く評価されること(名誉)だとされていた。

ネルケ無方さんはドイツ出身で、母国語のドイツ語の他に、日本語と英語も堪能である。その雑誌内の法話で「キュウリ一本の修行」というタイトルで記事を書かれていた。

(続く)

 カテゴリー : 出版物 | 投稿日 : 2015年12月25日

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