今回初めて「非アルカリ処理」の純ココアパウダー(オーガニック)を購入しました。世の中に出回っているココアのおよそ9割、つまり殆どのココアはアルカリ処理がされているというのです。しかも驚いたことに、アルカリ処理がされると、ココアのいい成分が殆どなくなってしまうので、飲むならやはり非アルカリ処理のココアの方がいいですよ、ということらしいです。この情報には、最初、本当に驚きました! 詳しくは下記の映像(タイトル:【衝撃】ココアの化学処理が健康に与える影響とは? 知っておきたいココアの真実【おすすめココア】)をご覧下さい。
問題は、非アルカリ処理の純ココア(オーガニック)の味です。それが思っていたよりも、意外と美味しかったのです。少なくとも「悪くはないですよ」というレベルです。私は購入前にいくつかの取扱店で購入者レビューも見たのですが、非アルカリ処理のココアは、酸っぱいだの、にがいだの、もうリピ(ート)はないなどと、そのようなコメントを残した人もいたのです。
文脈からして、そういった購入者がとても嘘を言っているとは思えなかったので、それで私は何日かかけて、非アルカリ処理のココアの試飲を繰り返したのです。
それでわかったのですが、ココアが濃すぎたり、あるいは溶けきれずにマグカップの底にココアが「ドロッ!」と残っていたりなんかすると、その「ドロッ!」に近づくほど、わずかな酸味を感じたのです。苦味というか渋みは、その直後に感じました。感じたといっても、苦味や渋みはわずかです。
マグカップにココアを入れてお湯を注いだら、とにかくよくかき混ぜることです。飲み進んでいくうちに「ドロッ!」がマグカップの底に見えてきたら、「あと少しだから飲んじゃえー!」じゃなくて、面倒でもお湯を少し注ぎ足せば、どうってことない味になります。
それと、ポイントはココアの量と注ぐお湯の量です。私は結構濃い目のココアが好きなので、マグカップにカレースプーン山盛り1杯のココアを入れて、そこにお湯を230㎖ほど注ぎました。普通に全部飲みきって、翌日も同じ要領でココアを(マグカップで)1杯飲んだのです。
ところがなんと、その後のお通じがすごくよくなってしまったのです。お腹を壊したわけではないのですが、ただこれまでにないほどのすっきり感があったのです。そう、それはまるで洗腸をしたかのような感じだったのです。
洗腸とは文字通りで、大腸内をジャブジャブと洗浄することです。洗腸は本当にすっきり感があって、ほんと気持ちいいです。そういう専門のキッドがあるのです。お風呂に入ってね、身体をゴシゴシ洗う人はいても、大腸内をジャブジャブする人は、よほど健康を意識している人じゃないと、やはりそういうことはやらないと思いますよ。
「今日はなんかモンモンとするなぁ~・・・」と言って、やけ酒を飲むものひとつの手ですが、でもそういう時は、一度洗腸をしてみるのもいいかもしれません。外側だけ磨いても(お風呂でどんなに垢擦りをやっても)(大腸内が)うんにょだらけじゃ、人生、うまくいきっこないからです。なんらかの病気を患っている人なら尚更です。
洗腸の話はともかく、どんなに探っても、そのお通じに対しての納得がいく答えが見つかりませんでした。「もしかして、昨日野菜ジュースを1本飲んだからかなぁ~・・・。あっ、でもこれまで1回に2本の野菜ジュースを飲んでも、こういうことにはならなかったよねぇ~・・・。なんだろう、なんだろう・・・」と、それこそあれこれと思いを巡らしたのです。
そしてしばらくした後、最終的に、今回購入した非アルカリ処理のココアが原因だとわかったのです。「恐らくそうだろう・・・」という意味ね。推測です。そもそもココアには食物繊維が含まれている・・・ということを思い出して、それでやっとわかったのです。
これまで飲んできたアルカリ処理された純ココア(オーガニック)を飲んだからといって、それで今回のようにお通じがよくなったとか、そういう変化は今までに一度もなかっただけに、なかなかわかりませんでした(原因がわかってよかったぁ~)。
3日連続で非アルカリ処理の純ココア(オーガニック)を1日1杯ずつ飲んだのですが、4日目に入った時に、「同じペースでこのままココアを飲むと、もしかしたらお腹を壊すかもしれない・・・」と、ふとそう思い、なんか危ない気もしたのです。
それで4日目はココアを休んでコーヒー(オーガニック)にしました。このコーヒーはラテ用なのですが、ブラックでそのまま飲めるのでおいしいんですね。私にとっては飲み慣れた味です。酸味はなく、コクがあって味が引き締まっているコーヒーです。
そもそも私はオーガニックココアならどれも同じで、いつでも安心・安全に飲めて、栄養価もちゃんと体内に取り込めて、それこそ良いこと尽くしだと思っていました。ところがこれまで私がずっと飲んできた純ココア(オーガニック)に、まさかアルカリ処理が施されていたなんて、全く知らなかったのです。
自然派が好きな私にとっては、この処理のことを知った時、かなり戸惑いました。最初ちょっと全身の血も引きましたよ、本当に (^^;)。ココアのアルカリ処理に何が使われているのか・・・などについては、2つの取扱店に問い合わせて詳細がわかりました。結論から先に言いますと、少し安心しました。「大丈夫そう・・・」って思ったのです。
余談ですが、アマゾンはホント頼りになるので、下記に広告を貼っておきました。私はしょっちゅうアマゾンで検索して買い物をしています。送料無料扱いの商品が多く、比較的お手頃価格だからです。
アマゾンの話はともかく、ここからは純ココア(オーガニック)に施されているアルカリ処理についてです。これまでに何度か購入したことがある取扱店2社に「ココアのアルカリ処理」について聞いてみました。それぞれの回答はほぼ同じでした。
それによると、そもそも食品には薬品は使用できないそうです。通常ココアパウダーを製造する時にアルカリ処理を行うのですが、その加工助剤として食品添加物の「炭酸カリウム等」を使用するのだそうです。
その目的はというと、酸性であるカカオ豆を中性に近づけて飲みやすくし、色味を薄い茶色から濃い茶色にするためにアルカリ処理を行うのだそうです。要するに、その処理を行わないと、酸っぱくて飲みづらいってことです。でも最終製品には(その食品添加物が)残存せず、それと加工助剤であることから、原材料表記には記載されないそうです。「なるほどぉ~・・・」という感じもしますよね。
そして、もう1店舗の方でも似たような回答をいただきました。それによると、アルカリ剤として「炭酸カリウム」を使用しており、区分としては添加物扱いになるのですが、加工助剤のため原材料としての表示は行っておりません・・・とのことでした。
今回購入した冒頭の非アルカリ処理の純ココア(オーガニック)は、はっきり言って拍子抜けするほど薄茶色です。それこそ開封後の日にちが経ちすぎたカレー粉みたいです。
世の中に普通に出回っている9割のココアはアルカリ処理されているので、その味に慣れている人にとっては、非アルカリ処理のココアは、なかなか馴染めない味だと思いました。お菓子やパン作りに使うのなら、アルカリ処理された普通のココアパウダーの方が合いますよ。見た目も美しいですしね。
でもココアの成分を上手に体内に取り込みたいのなら、冒頭でご案内した非アルカリ処理のココアがおススメです。お値段もお手頃だと思ったので、私は試しに購入したんですけどね。でも、私の家族にはウケませんでした。
それでも購入して正解だったと、私は今でもそう思っています。慣れると、こっちの方が美味しいと思うようになったからです。底に「ドロッ!」が残ることが多いので、今は初めから多めにお湯を注いでココアを飲んでいます。
もし、非アルカリ処理の純ココア(オーガニック)が口に合わなければ、私はココア自体を飲むのはもうやめようと思っていました。ホンモノ(天然)のココアに出会えてよかったです。これからもずっと愛用していこうと思っています。
(完)
最終更新日:2024年12月10日