すると、小林先生は、こうおっしゃっていた。栽培は可能だが、漢方薬は種類が多いので、全部が全部そうだということではないが、ただ野菜を育てるのと違って、プランターなどでは育ちにくいそうだ。一定量の成分を含む質の高い生薬を育てるとなると、家庭菜園では、やはり難しい・・・というのが現状のようだ。地元中国では漢方薬は一般に使われており、アメリカやヨーロッパでも、今、漢方薬はブームなのだそうだ。
私はそういったレタスと共に、初めての家庭菜園で、今年、バジルも育ててみた。白い小さなお花がたくさん咲いた。そして種も随分と採れたのだ。とても感激した。まずはそういったハーブから育ててみようと思った。
小林先生のところでは、例外もあるが、殆どの人に1回に1か月分のお薬をお出ししているそうだ。手に取ってみると、病院で出される薬袋の2倍の大きさだ。なんとも頼もしい感じがした。その袋の裏側にはこう書いてあった、「昔から『薬補は食捕にしかず』といわれるように、薬で身体を補う前に、食事による栄養補給が大切です。毎日の食事が即ち、健康の源となるわけです。今迄いろいろと試したが治らないとあきらめている方、体質に合った漢方薬に加え、食養生と規則正しい生活を心がけることが治療の早道となります。」と。薬物療法や食事療法、そして運動療法も合わせて考えていくといいのかもしれない・・・、そんな風にも思った。
小林先生のお店では、漢方健康相談は無料で行っている。相談日はなるべく電話にて、ご予約いただけるとありがたいとのことでした。
ご相談窓口:漢方専門 薬天堂薬局
局長・薬剤師:小林実(こばやしみのる)先生
(完)