千賀一生(ちがかずき)さんが書かれた「ガイアの法則」というその本を読んで、明石に移住してしまった人がいると、私の知り合いのHA医学博士からお聞きした時は、まだその本を全く読んでいなかった私にとっては、なんだか出遅れたような気持にもなった。
HA医学博士からその本の大まかな内容を知り、とにかく面白そうだったので、私も読んでみようと思ったのだ。でも、まさかその後に、私が千賀さんとメールのやり取りが始まることになるとは、その時全く夢にも思っていなかった。「ガイアの法則」を読んで、私はこう思った、「千賀さんは、恐らく、霊的な力を持ってる人なんだろうな・・・」と。
眠れる予言者エドガー・ケイシーさんは、アカシックレコードにアクセスする時は、頭を北に向けて横になったまま催眠状態に入り、そしてリーディングを取っていた。相談者の心身の健康に関してのリーディングを取る時には、頭を南向きに変えて横になった。極性の問題なのだという。それ以上の理由は語られていない。
1日2人までのリーディングが行われ、1回の催眠状態は30分から1時間だったそうだ。エドガー・ケイシーさんは、ある時自分の霊的な力が衰えていると感じ、その為のリーディングを取ったところ、夜寝る時に枕を北向きにするとよい・・・と言われたそうだ。そのアドバイス通りに、枕を北向きに変えたところ、そういった霊的な力が戻ったそうだ。この事をふと思い出した私は、千賀さんにメールで知らせたのである。
その翌日、直ぐに千賀さんからメールが来た。それが、とても驚いている様子が窺えたので、返って私の方が驚いてしまった。そのメールで千賀さんは私にこう言ったのである。
千賀さんは13歳の時に、とにかく枕を北向きにして寝るようにと、言葉ではない、それこそ宇宙からのメッセージとも思えるような、そんなエネルギーを感じ取ったんだそうだ。少年だった千賀さんは、それでいいんだと確信したらしく、北枕に変えたそうだ。その後、何度か引っ越すことがあったが、それでも北枕だけは変える事はなかったそうだ。どこへ行ってもずっとそうしてきたんだそうだ。あの時のあの感覚は、やっぱりあれでよかったんだ・・・と、私に言われてようやく気づいたそうだ。私だって、まさかこんな話の展開になるとは思ってもいなかったので、2人で驚いてしまった。
千賀さんは13歳の時が転機だったようだ。エドガー・ケイシーさんも13歳の時に、とても不思議な体験をしている。聖書を読み終えた後、森へ行き、そしてその帰りに、光に包まれた女性に声を掛けられたという。あなたの一番の願いを言ってみなさいと、そう言われたのだそうだ。
偶然にも13歳。1例や2例ではわからないが、この年齢は、何か霊的な力が秘められているのかもしれないなー・・・と、私はそんな風にも思った。
(続く)