日にち薬と言って、どんなに悲しいことがあっても、どんなに辛いことがあっても、人の気持ちは、日にちが経つうちに、自然と癒えていくものなのだという。私たちの心や意識は、どうもそういう風にできているみたいです。そう語るのは、僧侶で、作家の瀬戸内寂聴さん。
苦しみや悲しみを、やけ酒に走る人もいる。日々のストレスを、やけ食いに走る人もいる。これまでずっと内に溜め込んできた思いを、時には発散させることも大事ですよね。
やけ酒、やけ食いなど、一時は心を満たしても、満足感はそう長くは続かない。お金もかかるし、体調を崩せば、病院に通うようにもなる。交通費と医療費がかかり、入院ともなれば、出費はさらに加速する。
加齢と共に、真っ先に衰えるのが、末端の手足だそうです。でも、その手足を動かしているのは、脳。
あーでもない、こーでもない・・・と、あれこれ考えても、ちっともまともな答えが出ず、気づくといつも空回りしている・・・。
このように心や意識、感情が混乱している時は、少し末端の手足を動かしてあげるといいみたいです。手足を動かすことによって脳が逆に刺激されると、もつれた感情の糸が、自然とほどけることもあるようです。脳も心も身体も、つながっているからです。
「あ、こうすればいいんだぁー」とか、「あ、自分は本当はこうしたかったんだぁー・・・」とかね、閃きや気づきという形で現れたりすることもあるんですよね。本当に不思議です。
心を無理に「右向けー右!」にしなくても、身体がある程度良い状態に戻ってくると、心は自然と上がってくる。そういうものみたいです。
ただ、過度な筋力トレーニングは、動脈硬化を促進するそうです。個人でトレーニングをされる場合、充分にお気をつけて。オリンピック選手を目指すわけではないので、そんなに頑張らなくても大丈夫だと思いますよ。
もしトレーニングジムで、マンツーマンの指導を受けるのなら、トレーナーに例えば「失恋しちゃってね・・・。元気を取り戻したいから、来ました・・・」とかね、最初からそういう風に言えるトレーナーさんと出会えるといいですよね。そう、彼らはプロだから、そういう事も含めて、きっと受け止めてくれると思います。
トレーナーとの相性も大事なので、まずは30日間のお試しコースで、様子も見るのもいいかもしれません。
昔と違って、今はマンツーマンのトレーニングジムが多いですよね。そういったジムに通うのも1つの方法かな・・・って、思いました。
(完)