自転車に乗ってペダルを漕ぐと、「キーキー」と鳴るようになった。100円ショップで工業用の油って、売ってるのかなぁー・・・と思いつつ、長いこと処置をしないまま、時だけが流れた。
ある時、ふと、金属疲労で「ポッキン!」と折れるかもしれない・・・と気づいた。それで慌てて、そのキーキー自転車に乗って、100円ショップへと急いだ。
店内は、ありとあらゆるものが、所狭しと陳列されていた。店員さんに聞いちゃった方が早いと思った。そしたら、あった! よかったと思った。グレーのプラスチック製のボトルで、50ml入りで100円だった(本体の内キャップは捨てない方がいい)。
その振動音からして、ペダルだと思った。なのでそのつなぎ目に油を差した。よし、もうこれで大丈夫だろう・・・と思った。
ところがいざ自転車に乗って走らせてみると、また「キーキー」と鳴り出した。「え? ペダルじゃなかったのぉー・・・。じゃどこよ!」と思った。油を差してはいけないところに油を差して、返って自転車をダメにしたらイヤだしなぁー・・・と思った(さぁー困った!)。
しばらく自転車とにらめっこした。それで、もしかしたらチェーンとペダルの間にある金属棒かもしれない・・・と気づいた。試しに両方の金属棒のつなぎ目に、油をそっと差してみた。周囲の部品に油がかかってしまったが、今度こそ上手くいった。よかったと思った。
もしこれで上手くいかなかったら、クロモリーさんに連絡しようと思った。インタ―ネットで知り合った新潟の男性だ。彼は、カッコイイ自転車に乗ってラーメンを食べに行った時に、タイヤが道路の溝にはまり、ジャックナイフで派手に吹っ飛んだあの彼だ。
今はインターネットの時代なので、情報が一気に拡散する。本当にありがたい。今回はクロモリーさんに頼ることはなかった。
出会いは巡り、このタイミングで、私は、50代で骨粗鬆症のため圧迫骨折をしたという人を知った。これには、私は本当に驚いた! 圧迫骨折になるとしたら、70代、80代の人がなるものなんだろうなぁー・・・と、何となくそう思っていたからだ。腰が痛くてマッサージに通い、そこですごい力で押されて、それで圧迫骨折をした人を2人知っていると、その人がそうも言っていた。素人のマッサージは要注意かな・・・と、私はそんな風にも思った。
数年前(2015年4月)に、私がどうしようもなくひどい腰痛に見舞われた時、結局、病院に行かないまま治してしまった。私が行ったのは、ひまし油湿布と、オイルマッサージと、そしてオステオパシー(整体)に数回通っただけ。医療用のコルセットすら使うことはなかった。
先日、急に右肩だけが凝ってしまった。それで、エドガー・ケイシーさんがおススメしていた頭と首の体操を行った。効果覿面だった。これを行う時のポイントは、直立するにしても、椅子に座って行うにしても、背筋を「ピン!」と伸ばして、正しい姿勢で行うといい。なかなかおススメ。
これであまり効果を感じられない人は、前回お話した「指一本で腰痛を再発させない方法」と合わせて行ってみるといいかもしれない。身体は全部つながっているので、意外な効果を感じられることでしょう。
(完)