【社会65】 口の中の血豆は膿だった ~溶けた顎の骨~ 歯科医院の抗生剤とアレルギー反応

先日、再び歯科医院に行ってきた。病名はやはり「歯周病」だった。歯周ポケットの深さもかなり深い。顎の骨が溶けてしまったので、自分が今、絶望的な領域に入っていることも、これではっきりした。

私はこれまでずっと長い間、歯ブラシとデンタルフロスと歯間ブラシを使ってきた。歯間ブラシは、その辺のドラッグストアーなどで売っている、普通の歯間ブラシだ。でも今回の事を機に、歯科医院で売っている、本格的な歯間ブラシに切り替えた。これがなかなか優秀で、すごくいい。

歯をどんなにきれいに磨いても、必ず磨き残しはある。前回でも少しお話したが、厚生労働省の調査によると、日本人の成人で、8割の人が歯周病にかかっているそうだ。私の場合、歯茎の腫れや、歯ブラシの際に歯茎からの出血もなかった。痛みも一切なかった。唯一のシグナルは歯茎にできた血豆だけだった。その血豆が一進一退を繰り返したこともあり、完全に手当てが遅れた。実際は血豆ではなく、膿んでいたのだ。歯科医院でそう言われた。その結果、顎の骨が溶けてしまったのだ。恐ろしい! 歯の定期検診は本当に大事だと、今回の事で切にそう思った。

私が今通っている歯科医院は、最終治療日から半年が経つと、定期検診に来てくださぁーい・・・といった内容の葉書が自宅に届く。無料定期検診だ。予約時間に行っても、待たされたことは殆どない。当初、この点でもすごく感心した。私の担当医は、ついこの間まで大学の附属病院で働いていたかのような、教授みたいな雰囲気の先生なのだ。とにかく仕事がすごく丁寧だし、必ず選択肢を与えてくれる。何より安心感があるのだ。だから初めてお会いした時から、「あ、私・・・、なんかこの先生、いい!」って思った。

私は担当医に、いつもこう言われる、海王丸さんは真面目だから・・・って。今の歯科医院に通い始めて数年になるが、担当医と歯の治療のこと以外で話したことはない。なのになんで私のことがわかるのか・・・だ。人相や手相と同じで、歯の状態やかみ合わせに人柄や性格が出るんだろうか・・・。うーん・・・。なんだかよくわからない。

今、超極細の歯間ブラシを縦にして、歯と歯茎のすき間に刺して、それで掻き出す治療を行っている。当初、痛みと出血はあったが、今はかなり改善された。私の担当医は、海王丸さんなら、その作業を一人でもできると、そうおっしゃった。「(自分でやるのは怖いから)イヤだよー」と、私は当初そう思った。あまりにも凄まじい作業なので、私はそれを「魔界の歯ブラシ」と呼ぶようになった。ところが、担当医のおっしゃった通りで、私はわずか1日で、その「魔界の歯ブラシ」ができるようになった。

今回、問題になった歯はたった1本。私は、歯科医院で問題のその歯と歯茎のすき間に歯間ブラシを「ブスッ!」と刺され、その状態を鏡で見せられた時、全身の血が引いてしまった。結構ショックを受けた。その時にどこに深い歯周ポケットがあるのかを教えてもらったのだが、ショックが大きく、家に帰って来た時には、方法やコツなど全て忘れてしまっていた。なんだかよくわからなくなってしまったのだ。でも・・・、やるしかなかった。手探りで問題の歯周ポケットをいくつも探り当てていった。

歯間ブラシの先端から少し針金が見えるので、歯と歯茎の境目に突き刺す角度を間違えると、これがまた痛いのなんのって。組織を傷つけてしまったのかもしれない・・・と思うほど、あっという間に出血してしまう。コツがいる。

掻き出す作業を続けていくうちに、その歯間ブラシから、消毒剤のような匂いが微かにするのに気づいた。その匂いがずっと続いたため、不審に思い、先日歯科医院に行った時にその事をお聞きしてみた。すると、それは消毒剤ではなく、抗生剤だとわかった。ただ掻き出すだけの治療かと思っていたが、そういう助けもあったことを知った。

先日の担当医のお話によると、「魔界の歯ブラシ」は非常によくできていて、歯が美しくなったと褒められた。なんだかうれしかった。

私はこれまでずっと、歯間ブラシは歯と歯のすき間をお掃除するもの・・・だと思っていた。でも実際はそれだけではなく、歯と歯茎の境目や、歯のカーブした所なども、場合によっては歯茎のかなり中まで磨けることを知った。出血はまだ続いている。でも、歯はまだ生き残っている。

歯磨きをする時、結構シャカシャカと勢いよく歯ブラシする人がいる。急いでシャカシャカやると、周囲の人たちへのウケはいいが、歯茎が削り取られてしまうそうだ。私はこの事を数年前に、今の担当医から教えてもらった。

自然療法が好きなので、エドガー・ケイシー療法で補うつもりでいた。一歩踏み込んだ治療を1つしておいた方がいいように思った。このままだと、医学的見地からは統計通りの結果しか出ないと思ったからだ。つまり、このままでは恐らく顎の骨は復活しない・・・と思ったのだ。先日に歯医者に行った後、日本エドガー・ケイシーセンターにお電話して、顎の骨を取り戻す方法をお聞きしてみた。でも残念ながら、そういうリーディングはなさそうだとわかった。14,306件のリーディングが残っているので、そういった症状でケイシーさんに泣きついた人が、過去に1人位いてもよさそうだが・・・。私がチャネリングができれば、エドガー・ケイシーさんに、今直接問いかけたいところだ。今手持ちの治療方法でも充分いけますよ・・・ということなのかもしれない。

今回の歯の治療がはじまってから、私自身に花粉症のようなアレルギー反応が出始めた。元々私は花粉症ではない。以前にひどい腰痛に見舞われた時も、そういった花粉症状に見舞われたことがあった。「身体は1本の血管で全部つながっているからなぁー・・・」って、そんな風にも思った。花粉症状を和らげる1つの方法として、肝臓へのひまし油温湿布という手もある。これは即効性があるが、私の場合、1日しかもたないので、ずっと続けていくようになる。あまりその湿布を行うと、あっという間に体重が落ちてしまうこともあり、これ以上やせるのはまずい。とにかく様子を見ながらその湿布を行っている。

そんな矢先に、萩原優医学博士のCDブックに出会った。このCDブックで、私はとても不思議な体験をした。何か意識のようなものが「スーッ!」と、抜けていくような感覚があった。それだけではないが、でもすごくいい感じがした。次回、このお話をしたいと思う。

(完)

 

追記・・・かかりつけの歯医者さんでの治療がはじまってから、およそ7か月後に治りました!

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2017年4月21日

【広 告 (Advertisements)】