【社会113】 女性1人でも、自転車のライトを取り替えられる ~ママチャリ編~ ダイナモ 

今年(2018年)の夏は、今までになく、本当に夏らしい夏だった。その時期に、パナソニックのLDE発電ランプを買った。私が今乗っている自転車(ママチャリタイプ)は、古いタイプのものなので、辺りが暗くなっても、自動でライトがつくことはない。

しかも、初期の頃のダイナモなので、ライトを手動でオンにすると、これがまた、自転車がやたらと重く感じる。それこそ自転車の前の籠と後ろの荷台に、荷物を乗せようものなら、夜の坂道は、かなり過酷な走行になる。そういうものだと思って、これまでずっと耐えてきた。

ところが、突然、ライトが壊れた。分解してみたが、何をどうやっても、ライトは復活しなかった。困った挙げ句、「じゃ・・・」と思い、近所の大型店舗で、とりあえず簡易のライトを買った。前の籠に2つのネジで簡単に装着でき、防水! しかもかなり明るいのが魅力だった。税込みで、1個1,000円しなかった。「これはいいぞ!」と思ったものの、それは最初だけだった。

ボコボコ道を通ったり、段差での走行を繰り返すうちに、1つ目のネジが外れた。それに気づかないまま、走行し続けた。すると、ある日、段差を走行したら、その振動で、遂にライトが外れた。舗装道路にまともに落ちた。本体は壊れはしなかったが、その時になって、ようやく1つ目のネジが、外れていることに気づいた。

急きょ、針金で対応したが、やがて2つ目のネジも、同じようにして無くなってしまった。2度目の電池交換をした段階で、防水用のゴムが、あっという間に切れてしまった。正に、安物買いの銭失いだった。

とにかく、ライトがないと困る。近所のホームセンターなどで見て回ったが、種類も少なく、明らかにインターネット上のお店で買った方が安いとわかった。しかも種類が豊富だったので、尚更だ。

ただ、逆に、たくさんある中から1つを選び出すのは、結構難しい。時間もかかる。

それに、自転車の知識が全くないので、ダイナモって言われても、何のことなのか、最初はさっぱりわからなかった。

とにかくたくさん見ていく中で、今のダイナモは初期のものと違って、低負荷に出来ているので、回転トルク約30%軽くなっているという。つまり、ライトをオンにして、自転車を走らせても、ペダルを漕ぐのが楽・・・ということ。「そういうのがあったなんて、知らなかったぁー!」と思った。

しかも、私が選んだのは、ゴムローラータイプなので、タイヤにも優しい。

ただ、ダイナモを正しい位置に設置しないと、雨の日に走行した時、ゴムローラーが滑って、発電しづらくなると、購入者レビューで、そんな感じに書いている人もいた。「そうなんだぁー・・・」と思った。

それに、壊れたダイナモをなかなか外せず、この作業が一番大変だったと、そんなような事を、コメントに残した人もいた。

実は・・・、私が実際の作業でつまずいたのは、正にこの作業だった。何をどうやっても硬いネジを外せなかったのだ。これには本当に参った! ネジ山はドンドンと変形していくし、ドライバーを幾ら変えても、ちっとも上手くいかなかった。

道具箱の中をよ~く見たら、サンドイッチの厚みを測れそうな、頑丈な工具を見つけた。ひょっとして、これなら何とかなるかもしれない・・・と思った。

ところが、その工具の柄が長かったので、その工具で問題のネジを挟めても、他の部品が邪魔して、上手く使いこなせなかった。前ホークの先端で固定されているハブのネジを外さないと、無理だと気づいた。私は汗だくになった(まだ蚊が飛んでいる時期だったので)。でも必死だった。ここまで来たら、やるしかないと思ったからだ。

ビクともしなかった固いネジが、やっと緩みはじめた時、「よかったぁー・・・」と思った。

ダイナモを新しいものに付け替えた時、タイヤと接触させるその角度がポイントになると思った。仮留めして、片手で前輪を一瞬だけ浮かせ、その一瞬を狙って、前輪を回転させた。端から見たら、「なんてしょぼいテスト!」と思われると思う。でも、重いから、長々と前輪を持ち上げることは出来なかった。

何度か、その仮留めを繰り返したが、全てが上手くいった。気づいたら、作業開始から2時間15分も経っていた。辺りはもう真っ暗だった。

そして、その日のうちに試運転をしてみた。とにかく白くて、明るい、明るい! 遠くの方まで照らしてくれた。しかも、思っていた以上にペダルが軽いこと、軽いこと! もう大喜びした!

それから数ヶ月が経った。買い物の帰りに、雨に降られたことがあった。レインコートを着て、ライトをオンにし、自転車を走行した日が、何日かあった。でもゴムローラーが滑って、ライトが点灯しなかった・・・という日は、一度もなかった。正しい位置に設置できたことを改めて確信し、喜びを噛みしめた。今では、自転車の遠出がとても楽しくなった。

ママチャリ、重いな・・・と感じたら、思い切ってダイナモを変えてみるといいですよ。ちなみに私が使ったその工具は、目盛り付きのモンキーレンチです。最初からこの工具を使っていれば、作業終了まで2時間15分もかかることはなかったな・・・って感じです。

暑くもなく、寒くもない今の時期は、サイクリング、いいですよぉ~。素敵なサイクリングを!

(完)

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2018年10月26日

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