【遺伝3】 がん遺伝子解析サービス ~特任教授の西原広史先生~ オーダーメイドの抗がん剤、遂に登場!

抗がん剤が、今、大きく変わろうとしている。まず、その人の遺伝子を解析し、変異した問題の遺伝子を特定する。そしてその遺伝子に見合う抗がん剤を見つけ出す。ピンポイントで治療していくので、これまでの抗がん剤とは異なり、副作用を低減できる。前回、HTB北海道テレビで放送された動画を交えて、そんなお話をした。

今回は、特任教授の西原広史先生(慶應義塾大学医学部  腫瘍センター  ゲノム医療ユニット長)のお話からはじまる。

がん遺伝子解析サービス」に、既に200名以上の患者さんが受診されているという。そのうち80%の方が、ステージ4に位置している。ステージ4とは、末期の患者さんのことで、その内訳としては、大腸がん膵臓がんの方が圧倒的に多い。

現状としては、固形がん、つまり血液系のがんでない患者さんであれば、基本的に誰でも、この解析サービスを受けられる。多種多様ながん患者さんが受診されている一方で、白血病や悪性リンパ腫などの血液系のがんに関しては、有効な治療法を提示できる可能性は低いという。

これまでの抗がん剤治療では、臓器別抗がん剤が処方されてきた。ところが、例え同じ臓器のがんであっても、患者さんごとに原因となる遺伝子異常には違いがあり、それによって効果的なお薬も異なることがわかった。

通常の外注検査を行っている施設では、病理医が検査に関与しないため、「がん細胞含有率が50%以上の検体でなければならない」という基準を一律で設けているようだ。しかし、西原先生のところでは、病理医が関与する「がん遺伝子検査」なので、仮にがん細胞が5%しかない検体であっても、その情報を病理医が、解析担当者に伝えることができる。

この事によって、解析を行う側も、5%しかがん細胞がないことを勘案した上で、解析することができる。今まで解析不能とされてきたがん患者さんでも、この「がん遺伝子解析サービス」なら、解析ができるかもしれない。ここが大きなメリット!

そして、がん細胞の遺伝子検査とは別に、正常な組織の白血球由来の遺伝子も調べるという。この比較過程で、その患者さんのがんが、遺伝性のがんであるかどうかが、わかることもあるそうだ。

ただ単に遺伝子解析をするだけでなく、まさに、その人に見合う抗がん剤が手に入る。これこそがオーダーメイド感覚。但し、時には見合う治療薬を提示できない場合もあるそうだ。

現在では「がん遺伝子解析サービス」は、残念ながら自由診療となる。つまり自費負担ということ。しかし、「今後1人でも多くの患者さんが、自由にがん遺伝子検査を受けられるよう、何かしらの公的医療制度を使った診療体制にしていきたいです。」と、西原先生はそうおっしゃっていた。

下の西原先生の動画をチェック! タイトル:がん遺伝子解析サービス導入事例インタビュー 管理者:MSS  Official   公開日:2018/04/23

これまでにエドガー・ケイシー療法について、私がここで何度もお話してきた。最近の玉川温泉のお話も、結構、魅力的だったでしょう? 日本の西洋医学の世界でも、こうして素晴らしい発展を遂げている。

(完)

 カテゴリー : 遺伝 | 投稿日 : 2018年6月10日

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