【社会46】 家電製品の無料回収 ~意外な落とし穴~ ただより高いものはない2

そのチラシによると、テレビや冷蔵庫、洗濯機等の家電リサイクル法の対象になる家電製品以外のものを処分する場合、そのチラシを家電製品に貼り、指定された日時と場所に置いておけば、後は業者さんが来て、無料で回収していく・・・ということだった。

つまり、そのチラシには家電製品を処分する人の住所や名前等を記入する欄は一切なかった。そして、こうも書いてあった、集合住宅に住んでいる場合、「(    号室)⇦ 差し支えなければ、ご記入下さい。」と。

我が家はマンモス集合住宅で、1つの棟に集合郵便受けが3か所ある。だが、この「・・・差し支えなければ・・・」を見た私は、ふと、こう気づいた、「なんか、おかしいぞ・・・」と。もしかしたら、このチラシが入れられたのは、(10世帯中)我が家だけかもしれない・・・と、なぜか、ふと、閃くようにそうも感じた。

もしそうだとしたら、処分の際にその号室を記入しなくても、誰がその家電製品を出したのか・・・は、ここの集合住宅の建物の構造上、その業者さんは簡単にわかるはずだ・・・と気づいた。

この事を裏付けるかのように、後になって私はこんな事も急に思い出した。それは随分前の話になるが、そのようなチラシを貼った家電製品を、1階の集合郵便受けの周辺に幾つか置いてあったのを見たことがあった。同じ棟で同じ階段を利用しているのに、我が家にはそういったチラシが配られていなかったのだ。それを見た私は「あら、ただで持って行ってくれるのなら、うちもあのワープロを出したいわ!」と、その時私はそう思ったのだ。

今回のこの事に直面する数日前に、気がかりなことが2つ起こった。これらの事が私の頭の中で1つにつながった時、この無料回収の事態は速やかに解決に向かった。

(続く)

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2016年8月24日

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