そして、先々週(2016年6月14日)、S先生のお寺で行われた唱題プラクティスの最中に、S先生にとても不思議なことが起こったそうだ。S先生は光の帯というか、万華鏡のような光を目にしたのだという。
S先生はその時のことをこうおっしゃっていた、「三回目の唱題をはじめようとすると、(S先生の)視野の比較的下方に、急に無色透明の光が、やたらとキラキラキラキラと見えるのです。はじめは疲れたせいかな・・・と思ったのですが、それがいつまでも消えないのです。一応気にせずに唱題をすることにしました。そのうち、その日(の唱題プラクティスのため)においでになったある女性の前で、対座修行になりました。すると彼女の右手のみが、紅いのです。よく見ると、左手は白い光を放っている。しばらくすると、(彼女の)右手の親指だけが紅くなりました。やがて、それも消えたかと思うと、今度は私(S先生)の視野の左側から下方にかけて、無色透明な光の帯が見えはじめたのです。そして、その帯の中にたくさんの三角形をした赤、黄、青、緑色の様々な色の光が、キラキラと光っていました。」と。
そして、その光について、S先生のお話は更に続いた。「その光は、まるで万華鏡の世界のような感じでした。あまりにも美しくて気になってしまい、ついそちらの方に目がいってしまったのです。ところが、その後、困ったことが起こりました。本当は対座なので、彼女の眼の辺りを見て、一心に唱えなければならないのですが、どうしてもその光の帯が気になってしまい、集中力が途切れてしまうのです。その綺麗な光こそが邪魔になってきました。それでも何とか集中しなければ・・・と思い、唱えました。そのうちに、いつの間にか光のことを忘れ、そして(S先生が)別の方(一緒に唱題を行っていた参加者の男性)の方へ移動した頃には、その光はなくなっていて、そして唱題が終わる頃には、(S先生の)視覚は普通に戻っていました。今回、オーラのお話をしたせいでしょうか。不思議な光の世界を体験しました。」と、S先生はそうもおっしゃったのだ。
私はこのお話をS先生からお聞きした時、驚きと、そして喜びが交じり合い、本当に感激してしまった。やはり、こういう光の世界って、本当にあるんだぁ~・・・と思った。
(完)