【社会80】 ひまし油湿布を行うと、酷くかゆくなる ~方法と対策~ その原因は温度差にあった!

エドガー・ケイシーさんは、健康のためにひまし油湿布を、多くの人におススメしていた。代表的な使い方は、肝臓へのひまし油温湿布である。

使い方としては、こうだ。まず、吸収性のいいフランネルという布地に、周囲数センチを残してまんべんなくひまし油を広げ、これを肝臓にあてる。この上からオイルカバーをする。更にこの上から、温熱ヒーターをあてる。

私の場合、保温性をより高めるために・・・ということと、ズレ防止の目的で、この上から腹巻をしていた。

このようにして肝臓への湿布が完了したら、後は横になり、1時間から1時間半ゆっくりする。

ところが、私の場合、なぜか、かゆくなる。何度やっても、結果は同じだった。湿布が終わった後は、お腹を、お湯に溶かした重曹で洗い流す。最初のうちは手順通りにやっていたが、無添加の石鹸でも充分に落ちるとわかり、重曹水を使わず、段々と手を抜くようになった。

「それが原因かなぁー・・・」と思った。「そもそも、ちゃんと洗い流せていないのかもしれないなぁー・・・」と、私はそう思った。

手抜きせずに、重曹水を使って洗い流したり、石鹸で何度も何度も洗い流すなど、色々とやってみたが、でも、やっぱり結果は同じだった。お陰でお腹や腰回りは、ひどい掻きむしりようだった。

「なんか変だなぁー・・・」と思った。そもそもこんな副作用が出るんだったら、みんながもっと声を上げているはずだよねぇー・・・と思った。それでインターネットで調べてみたが、「これだ!」って思える原因を突き止めることは出来なかった。

なので、ひまし油温湿布を行うと、かゆくなるものなんだ・・・と私はそう思ってしまった。でも、実際はそうじゃなかった。

その後、色々と試行錯誤を繰り返していく中で、私は、偶然その原因がわかった。

かゆみの原因は、温度差だった。これま私が愛用してきた温熱ヒーターは、タイマー式で、30分セットか、もしくは60分セットで切れてしまう。この時に、時間をもう少し追加するか、あるいはタイマーが切れたら、すぐに洗い流せば、かゆみが出ないことがわかった。

つまり、温熱ヒーターのスイッチが切れると、フランネルが段々と冷めていく。冷たくなったまま、いつまでもお腹に巻いていると、どんなに洗い流しても、かゆみが出やすくなる・・・ということである。これがまた実にかゆい! かゆい!

・・・とは言っても、お腹を温めるので、ついついうたた寝をしてしまう。あっという間に30分や1時間は過ぎていく。朝の「あと5分、あと5分・・・」と思って、二度寝したくなるような感じなのだ。なので、キッチンタイマーを使って、そのベルの音で目覚めても、あまりの気持ち良さに、私は起きれないことの方が多かった(眠気には、勝てないよぉー!)。

それで、今は、オイルカバーを使わなくなった。その代わりに、その辺で売っている普通のサランラップを重ねて使う。その上から、ホカロンなどの使い捨てカイロを、2個バランスよく貼りつける。カイロは普通サイズのもの(13㎝×9.5㎝)。

「たった2個で足りる?」と思うかもしれないが、それで充分よ。充分。初めての時、そのフラネルのサイズに合わせて、カイロをびっちりと8個も貼り付けて湿布を行ったが、これまたえらい目に遭った! 低温火傷寸前! 驚きのあまり、足元が爪先立った。

一式揃えるとなると、お金もかかる。お金がかかるとわかると、どうしても心理的に気後れしてしまう。なので、まずは手元にあるものを使う。ここからはじめてみるといいかもしれない。

エドガー・ケイシー療法の商品を取り扱う専門店(テンプルビューティフル)に、タイマーが付いていない温熱ヒーターもあるが、こちらの方がお値段が安い(税込みで、1個11,124円)。

時間で起きれると思う人は、タイマー付きで、遠赤外線機能も付いているヒーターがおススメ。電磁波を軽減させるため、直流電流が使われている商品ということもあり、こちらは、結構お値段が張る(税込みで、1個41,040円)。

「電化製品なので、やっぱり電磁波が気になるなぁー・・・」という方は、貼り付けられるタイプの、普通の使い捨てカイロがおススメ。

同温湿布に必要なものは、下記の通り(私の場合ね)。

  1. フランネル(節約のため、2枚折りで使っている。)
  2.  オーガニックで、未精製のひまし油
  3.  サランラップ
  4.  使い捨てカイロ2個(貼れるタイプのものがおススメ!)
  5.  バスタオル1枚(カイロをサランラップに貼った後、その上からお腹周り全体を、バスタオルで包む。保温性をより高めると同時に、ズレ防止やオイル漏れの対策にもなる。)
  6.  腹帯1個(開腹手術後なんかに使うサラシで、前で3か所、蝶結びができる。これでお腹周りを固定する。)
  7. 無添加せっけん(湿布後に、これでお腹を洗い流す。)

かゆくならないコツは、とにかく温湿布が終わったらすぐにお腹を洗い流すか、もしくはお腹を洗い流す直前までフランネルを一定の温かい状態に保っておくと良い。

そして、ここでもう1つ重要なことがある。1時間か、1時間半、横になったまま、ずっと同じ体勢でいるのは、結構辛いもの。それこそあっちに向いたり、こっちに向いたりして、モソモソと動きたくなる。この時に、お腹とフランネルの間にすき間ができてしまうと、ここに空気が入ってしまい、お腹周りが冷えてしまう。これもかゆみの原因になる。「浮いたなぁー・・・」と思ったら、その部分を軽く手で押さえるなどして、常に皮膚に密着させておくといいと思う。

意外な盲点だったでしょう? こういった点に気を付ければ、かゆみを克服できるかと思う。

(完)

 カテゴリー : 社会 | 投稿日 : 2017年9月2日

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