【霊的世界60】 どこから声を出しているのですか? ~お電話~ ご住職を小坊主さんと間違えた!

S先生(日蓮宗・ご住職・男性)と何度かメールのやり取りをした後、私はS先生のお寺に、初めてお電話を差し上げた。メールばかりで、なかなかお電話が出来なかった。ドキドキしてしまって、ちゃんと話せる自信がなかったからだ。お会いしたいんだけど、お会いしたくない・・・でも、本当はお会いしたい・・・そういう思いで一杯だった。

プッシュフォンでダイアルすると、直に「プルルーン、プルルーン・・・」と、受話器から聞こえてきた。「カチャッ!」と受話器を取る音が聞こえた。私は高鳴る気持ちを抑え、言葉を発しようとしたら、固唾が邪魔して、声を少し詰まらせてしまった{そりゃ、緊張するよぁー! 相手はお尚さん(S先生のこと)だもーん!}。

ところが・・・だ。そのお電話で対応してくださったお方のお声は、とても若々しく、まるで森の中で話しているかのような、そんな素敵な響きだった。だから、私は、ご住職(S先生)ではなく、お弟子さんの小坊主さんだと思ってしまったのだ。

でも、その割には、S先生と私がこれまでずっとメールでやり取りして来た内容を、その小坊主さんはとても良く理解していた。「変だなぁー・・・」と思いながらも、「あ、わかった! ご住職が小坊主さんたちに、全てを話しているんだ!」と、私はそう解釈した。でも、話し方とかが、とてもゆっくりで、妙に落ち着いていた。思いを巡らせながら、私はそのお電話で、小坊主さんと会話を続けた。

しかし、実際はそうじゃなかった。小坊主さんではなく、S先生ご本人だったのだ。その日のうちにお会いして、言葉を交わし、それでわかったのだ。

S先生は私よりもずっと年齢が上だが、単にお声に張りがあるだけではなく、なんかちょっと変だと思った。美しいんだけれども、癒しか何かを兼ね備えていたからだ。「こういう人は、ちょっと珍しいよねぇー・・・」と、初めてS先生にお会いした時、私はそうも思った。

私たち家族が、初めてS先生にお会いしたのは、5年前(2012年)の1月3日だった。初詣で、S先生のお寺を訪れた。双方の都合でこの日になったが、奇しくもこの日は、エドガー・ケイシーさん命日だった。

そもそもS先生が海王星出身者だと、初めからわかっていれば、私たち家族は、恐らくS先生にお会いしには行かなかったと思う。お正月早々、なんか言われたらイヤだからだ(怖いよぉー!)。

その人の生年月日で、およその事がわかる。この星の出身者の場合、スピリチュアルな、神秘的な力を秘めている・・・と言われている。

最近知ったのだが、日月神事(ひつきしんじ)の岡本天明さんも、海王星の出身者だ。彼は、画家、神道家、又は神典研究家として知られており、幼少の頃から他人には見えないものが見えたり、聞こえたりしていたという。スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんもそう。江原さんが唯一「スカウトしたい!」と言った女優の菅野美穂さんもしかり。その他に、生長の家の創始者である谷口雅春さん、白光真宏会の開祖である五井昌久さん、大本の開祖である出口なおさん、そしてインドの聖者として知られているサティア・サイ・ババさんや、全米最強の超能力者と言われているロン・バードさんも、この星の出身者である。

ちなみに、これまでにお話してきた瞑想のシャンタンさん(日本人男性)も、この星の出身者だ。シャンタンさんは、20世紀の覚者と言われているインドのバグワン・シュリ・ラジニーシさんのお弟子さんで、シャンタンさんに命名したのも、このお方である。

以前にお話したS寺のご住職が、この星の出身者かどうかはわからない。S寺のご住職とS先生は、全くの別人である。ただ、どちらも信じられない程のすごい霊能力をお持ちなのだ。

それはそうと、今年(2017年)の6月に、S先生にお電話を差し上げた時、私は、S先生にようやくお聞きすることが出来た、唱題プラックティスの時に、どこから声を出しているのか・・・という事を。

すると、S先生は、私の質問の意味がよくおわかりになっていなかったようで、「普通・・・」とお答えになった。もっと具体的に知りたかった私は、S先生にこう申し上げた、「いや、あのぉー、なんて言うか・・・。例えば、宇宙から・・・とか、そういう意味なんですけど・・・」と。

私は当初からこう思っていた、宇宙からS先生のサハスラーラ・チャクラ(頭の天辺にあるチャクラのこと)に何らかのエネルギーが入って来て、それでS先生が声を出しているんじゃないか・・・って。

でも、実際はそうじゃなかった。私の思いとは正反対だった。

S先生は、こうおっしゃった、「丹田です・・・」と。丹田なんだけれども、でももっと厳密に言うならば、丹田よりももっと下・・・つまり、大地からエネルギ―が入って来ています・・・と、S先生は、そうおっしゃった。

「え? 下だったの? 大地?」と、私はそう思った。

丹田とは、おへそよりちょっと下にある所で、ここはチャクラでいうと、スワディッシュターナだ。第2チャクラのことである。ここに対応している星があるのだが、それこそが、まさにS先生の出身星である海王星だ。この関連性に、私はちょっと不思議な気持ちになった。

大地からエネルギーを得ている・・・となると、祈っている間中、もしかして、足の裏が「ビリビリ」と、電気を帯びたかのように、痺れているのかなぁー・・・って、私はそう思った。

もしそういう事なら、そういったエネルギーを使って、S先生は浮揚もできるんじゃないか・・・と私はそうも気づいた。

エドガー・ケイシーさんの父方のお爺様は、手品師ではないが、手で触れずに箒を操ることが出来たそうだ。

世の中には色んな人がいるものだと、私はそうも思った。

(完)

 カテゴリー : 霊的世界 | 投稿日 : 2017年9月3日

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