【旅行1】 秋田の玉川温泉がなんだかすごい! ~「奇跡の温泉」7割以上が癌患者~ 温泉と岩盤浴

腫瘍マーカーとは、血液検査によって、癌の存在を推測する検査のこと。前立腺の場合、基準値範囲は、4.0ng(ナノグラム)/ml未満。2006年1月22日のあるテレビ番組に出演された、東京在住の千葉栄一さん(62才)は、前立腺がんを患っていた。その時の腫瘍マーカー検査で、千葉さんは、なんと967もあったという。しかも、既に骨にまで転移しており、非常に厳しい状況にあったそうだ。

秋田の玉川温泉がいいんじゃないか・・・と人から聞き、それで治療目的として、千葉さんは秋田にやって来たという。岩盤浴で「ゴロン!」と横になっていたところ、そのテレビ番組の撮影クルーと出会った。そしてその翌年に、再び同じ場所で双方が再会した。

千葉さんは、岩盤浴を続け、恐らく温泉にも浸かったと思われる。その時どのくらい同温泉地に滞在したのかはわからないが、その後、一旦東京に戻った。そして病院に行ったら、967あった腫瘍マーカーが、なんと9.6になっていたそうだ。

「え? 9.6?」と、私はそう思った。担当医も驚いちゃって、「癌が死んじゃってる!」と、そうおっしゃったそうだ。

ユーチューブで調べてみると、同県の奇跡の温泉と言われている同温泉地の動画は、結構アップされている。その内容によると、温泉は強酸性で、お風呂に入るだけで800キロカロリーも消費されるという。お湯の性質が強いので、入浴の際には注意した方がいいみたい。

初めてのお客さんに対して、専門の看護師さんが、入浴方法や湯治相談も無料で行っているところもあるようだ。つよ~い味方ですよね。

玉川温泉には、年間30万人以上が訪れ、その7割以上が、がん患者だと言われている。今回、色んな動画を見たが、奇跡の温泉と言われる理由、なんかわかる気がした。

玉川温泉は、他の温泉地や観光地とはちょっと違い、療養や静養を目的としている宿。殆どの室内やサービスも、結構シンプル。国立公園内にある岩盤浴や、強酸性の温泉という特殊な環境にあるので、それなりの規制も受ける。健康な人でも、入浴などはできるそうだ。病気ではないが、健康でもない・・・という人にもいいかもしれない。

(完)

 カテゴリー : 旅行 | 投稿日 : 2018年5月29日

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