【霊的世界89】 養老孟司先生(東京大学名誉教授)のスピリチュアルトーク ~信じられない実話~

東京・渋谷の「シェ松尾」というおしゃれなフレンチレストランで、その座談会は始まった。その会にご出席されたのは、4名。霊能者の宜保愛子さん、作家・歌手の戸川昌子さん、コピーライターの糸井重里さん、そして東京大学医学部教授の養老孟司先生(現在同大学の名誉教授)。

養老先生は解剖学者なので、「霊界のこと、真面目に話そう! 宜保愛子のすべて」といったスピリチュアル系の席に、まさか養老先生がお座りになるとは・・・と思い、私は最初、ちょっと驚いてしまった。

それよりも更に驚いたのが、やはり養老先生のお話。養老先生は解剖を終え、既にお骨にした状態で、ご遺族の元にお骨を返しに行った時のこと。まず養老先生は、関係者宅に電話をしたそうだ。そしてそのお骨を持って、赤門(東大)の外に出たら、なんとそのお骨が、いきなり「ガタガタガタガタァーーー!」っと、揺れ出したそうだ。

私は、この時点で、「え? えーーー!」と思い、驚愕してしまった! だって、骨よ。ただの人骨!

その時、養老先生は、立ち止まって、そしてこう考えたそうだ、「このお骨は、笑ってるのかな? (それとも)泣いているのかな?」と。

それで辺りを見回したら、いい天気でね、気持ちもいいし、それで、あ、これは笑ってるなぁ~・・・と、養老先生はそう判断されたそうだ。

その後、養老先生は、そのお骨を持って、東京・町田のお宅までお届けに行ったという。その時にご遺族の方で、品のいいおばあさまが対応してくれたそうだ。そのおばあさまのお話によると、そのお骨は、その女性の息子さんだったそうだ。息子さんは、生前、身体障害者で、ずっと国にお世話になっていたので、他界してから(自分の身体が)何かの役に立てれば・・・というご本人の遺言で、養老先生のところにご遺体を出したそうだ。1年以上養老先生のところで預かっていたという。恐らく、献体のことでしょうね。

養老先生は、その時に初めてその事情を知り、そしてこう結論付けたそうだ、「この世を去ってから1年以上が経って、ようやく母親のところに帰れる・・・ということがわかった本人(お骨)は、やっぱり笑った(喜んだ)のかなぁー・・・」と。

すごいお話ですよねぇ~・・・。

棺に入ったご遺体がね、ノソノソと這って出てきたら驚くけど、でもだからと言って、お骨がね、「ガタガタガタガタァーーー!」と、暴れてもショックよねぇ~・・・。

冷静でお話出来る養老先生も、すごいと思った。

ちなみに、私が見たこのトーク番組は、まだユーチューブでご覧になれます(「ありし日の宜保さん① 2/3」2分22秒辺りから)。

(完)

 カテゴリー : 霊的世界 | 投稿日 : 2018年5月25日

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