インターネットでケーキやタルトなどのスイーツを購入する場合、一応、原材料に目を通すことをおススメします。ケーキは華やかなものが大半なので、ウェブ上のお店で、完成したケーキの写真を次々に見ていくと、価格や配送料に気を取られてしまうので、案外、原材料を見落としてしまうんですよね。
「あ、このケーキ、なんかいい感じがする!」と思ったら、まずそのお店に行ってみてください。
見た目が良くて、サービスも良く、しかも、いかに厳選された材料を使っているかなどを、どんなに長々と説明してあっても、肝心要の原材料が、きちんと表示されていないお店は、やめておいた方が無難です。問い合わせて、「これならいいかも!」と思えるスイーツは、殆ど無かったからです。
原材料に自信があるお店は、初めから原材料をきちんと表記しますよ。そういうものです。売り手側の心理でしょうね。
日本の地方博覧会の1つで、全国菓子大博覧会がありますでしょう? それとか、その辺の選手権やコンクール、フェスティバル等で入賞して、それで人気に、一気に火がつくような洋菓子でも、同じことなんです。
いつだったかな・・・、全国博覧会で優勝したとか、なんとか大臣賞を受賞したとか、そういったケーキやタルトなどをインターネット上で見たことがありました。
賞をとるぐらいだから、さぞかし原材料は厳選しているのかと思いきや、実際はそうじゃなかったんです。これには、私は本当に意外に思いました。もちろん、全部が全部そう・・・ということではないですけどね。
どういう事かと言いますと、原材料に加工油脂や添加物、保存剤などが、当たり前のように使われていたんです。見た目や食感、風味を追求した結果だったのでしょう、きっと。選手権会場の室温や湿気なども、事前に考える必要もありますしね。
そういった選手権の趣旨はともかく、賞をもらうことで、お店の看板スーツになってくれるのはいいのですが、それを全国へ発送するとなると、日持ちやコストなどを考慮して、原材料を修正する必要があるのかも知れませんね。どうでしょうか。
溶けにくいマーガリンってあるそうですよ。知り合いの菓子職人がそう言っていました。そういうのを使えば、夏場でも、パリパリのパイやサクサクのタルトなどが、室温に左右されず、上手に焼ける・・・ということです。
最高の日に最高のケーキを選ぶコツは、見た目でいいと思ったら、まずそのお店に行って、そして必ず原材料を確認しましょう。
お金を使うのですから、「美味しいと思うのは、口の中だけ」というケーキを選ぶのではなく、「身も心も喜ぶケーキ」をおススメします。
チョコレートがお好きなら、カサミンゴーのザッハートルテなんかがいいんじゃないでしょうか。
もちろん、原材料は表記されています。最後に「etc」と表記されていますが、以前にお店に問い合わせたところ、「マダガスカル産最高級ヴァニラビーンズ、ゼラチン(動物由来)、塩」のことでした。「さすが!」という感じですよね。
カサミンゴーのザッハートルテは、本場ウィーンのザッハートルテをそのまま再現しているので、ホイップクリームも無料でつけてくれます。なかなかいい感じです。
(完)