私は、その現象を今一よく分からず、不思議に思いながらも、S先生(ご住職)にこうもお聞きしてみた、「S先生は、意識してそういったエネルギー(お香のこと)を、私に飛ばしたのですか?」と。すると、S先生は、「私が、飛ばした? ・・・うーん、意図的に飛ばしてはいません。発しては、います。現にそう想ったのだから・・・昨夕。」と、そうおっしゃったのだ。
・・・ということは、私が無意識のうちに(無意識の中でS先生とつながった上で)感知したってことかぁ~・・・と思い、「またか・・・」とも思った。無意識といっても、匂うものは匂う。そもそもこういうことは、1回や2回のことではないのだ。しかし、あまりあれこれとお聞きするのも、失礼かな・・・と思いつつも、本心は、本当はあれこれとお聞きしたいし、知りたい。でも、繰り返しお聞きしても、目に見えない世界のことなので、よく理解できないのだ。何より、しつこいと思われたら嫌だから、分からなくても分かったような気持ちにもなる(そう、これだぁーーー!)。だから、ほとぼりが冷めると、分かっていないということが分かり、もう一度お聞きしてみたくなる。時が経てば、私も理解できるかもしれない・・・という夢や希望も、一方ではあるのだが。
今回のお香のことで、S先生は、こんなこともおっしゃっていた、「こういうことは、言い換えると、大いなる命の法則(仏法とも言う)が引き起こす現象で、人間の知恵を超えている。通常の人間の意識からすると不思議現象であるけれど、深い心理学からすれば微妙ながらあり得ること。」と。
そして大切なことは、その不思議さとか、絶妙さに感動できることであり、感動は、人間に前向きな希望と生命力をもたらすのだと、そうもS先生は教えてくださった。私は、このお言葉にとても納得した。そもそも私のエネルギーの源は、全てそういったところから来てるんじゃないか・・・と思うほど、身に覚えがあった。
(続く)