ヘンリー・リード博士のその本によると、夜寝る時に自分の枕元にノートとペンを置いておくだけでも、夢を見やすくなるのだそうだ。エドガー・ケイシーさんは、夢はその人自身の魂からのメッセージだと、そんなようなことを言っていた。夢なんて殆ど見ない私にとっては、かなり魅力を感じる話だった。
とりあえず試しになんか質問でもして、それで寝てみようかと思った。夢は質問にも答えてくれるのだそうだ。ヘンリー・リード博士の「エドガー・ケイシー:超能力開発のすすめ」を丸々一冊読み上げてしまった私は、すっかりその気になっていた。
私が一番最初に自分の夢に聞いた事とは、「インピーダンス装置(放射活性装置)は1人1台ずつというのは本当か?」だった。
この装置は、家族などがその1台をみんなで使い回すことができないものなのだそうだ。「ブスッ!」と、突き刺す注射針ならまだ分かるが、その装置は手と足にベルトをちょこっと巻き付けるだけだ。
インピーダンス装置(放射活性装置)は、それを使う人に霊的な向上や、心と身体に癒しを与えてくれる万人に良いものなのだそうだ。炭素鋼、炭素板、ガラス板、外枠、そして備長炭からできており、かなりシンプルな材料から構成されている。
その作り方は、エドガー・ケイシーさんのリーディングによって明らかにされた。メーカーにもよると思うが、1個、税込みでおよそ3万6000円する。時のアメリカ大統領にまでアドバイスをしたエドガー・ケイシーさんだからこそ、彼のその装置に私はとても興味を持った。本当に使い回しができないのだろうか・・・。その真相を知りたかった。
・・・というよりも、高価なものなので、家族1台で済めば保管するのにも場所を取らなくて済む。使う直前にその装置を氷で冷やすので、氷を調達する量も少なくて済む。そういう風に使えたらいいなぁ~・・・という気持ちの方が強かった。
半信半疑だったが、その晩、その質問を書いたノートとペンを自分の枕元に置いてみた。すると、なんだかワクワクしてきた。
そして、その晩、私は本当に夢を見たのだ。しかも、かなりクリアーな夢だったので、「これはすごいぞ!」と思った。
(続く)