エドガー・ケイシーさんのリーディングで、お金のことばかり聞いている人がいた。例えば、どうやったらお金が儲かるんですか? とか、こうこうこうしたら、お金をもっと稼げるようになるのでしょうか? とか、そんな感じで、リーディングの度に同じようなことをしつこく聞いた人がいた。エドガー・ケイシーさんは、リーディングを取る時は催眠状態に入っていて、その時に自分が聞いたこと、あるいは自分がアドバイスしたことなども一切記憶にない。それをいいことに、お金のことばかり聞く人もいたんだぁー・・・と思ったら、なんだかおかしくて、おかして、当初、私はホント笑ってしまった。
中には、エドガー・ケイシーさんにあれこれ聞いてアドバイスをもらっても、それをちっとも実行せず、同じような質問を繰り返した人もいた。「その話は以前にもした!」とか、「何度、同じことを言わせるつもりだ!」とか、「アドバイスを実行に移すまで、どのくらい時間を使うのか!」とかね、そんな感じにエドガー・ケイシーさんに怒られた人も結構いたそうだ。
リーディングの時、相手(エドガー・ケイシーさん)は、眠ったような状態だから、ちったー怒られようが、相談者はへっちゃらだったんでしょうかねぇー・・・。リーディングをギャンブルの勝敗などに使うと、エドガー・ケイシーさんは、決まって頭痛に見舞われたことを思うと、これも一種の魂からのメッセージだったのかもしれないなぁー・・・って、私はそんな風にも思った(睡眠時の夢も、魂からのメッセージと言われている)。エドガー・ケイシーさんは、そういったご自分の特殊能力を、お金儲けには使いたくなかったそうだ。だから、エドガー・ケイシーさんご本人にわかるように、頭痛という形で、魂が教えてくれたのかもしれませんね。
上記のことをあれこれと思い出し、それで、私は自分の(睡眠時の)夢にもう一度聞いてみることにした、「私の幽体は何者なんですか?」と。その質問に意識を集中する。あとはそれで普通に寝ればいい。ただそれだけ。
すると、その晩(2017年6月13日)、私はこんな夢を見た。私はデパートで買い物をしていた。するとそこで、ユニフォーム姿の男性6~7人が歩いているのに気づいた。彼らは全員警備員で、上下が赤色の警備服を着ていた。そのグループの先頭を歩いていた1人の男性が私に気づき、その男性が私に近づいてきた。するとその男性は私の顔を数秒見るなり、「ハッ!」と何かに気づいた。そして私に微かな笑みを浮かべ、ゆっくりと会釈をすると、静かに立ち去って行った。私は何事かと思った。
私は不思議に思いながら、その後、背後にあったエスカレーターで地下におりた。店舗がいくつも立ち並ぶお店の前の通路で、私はとんでもないものを見かけた。縦横奥行がそれぞれに70㎝~80㎝はあろうか、とても大きな袋詰めの食パン1斤を持った女性とすれ違ったのだ。透明度の高い袋だったので、中身がよく見えた。私は思わず振り返ってしまった。あまりの大きさに私は驚いたが、とても興味を持った。でもあの食パンにどんな植物性油脂が使われているんだろうか・・・と、私は即座にそう思った。この事は、現実の世界での私がしょっちゅう思っていることである。マーガリンやショートニングなどの加工油脂ではなく、お値段もそこそこなら、「私もほしい!」と、夢の中の私はその時そう思った。どこで買ったんだろうか・・・などと思いを巡らせながら、私は階段を上って、地上に出た。
すると、すぐ左手に白い屋根のテントを張ったそこで、その食パンがたくさん売られていた。「あー!」と思いながら、足を止めた。「いくらするんだろう・・・」と思いながら、よく見たら、1斤ずつ袋詰めされた右下に値段が貼ってあった。1斤6枚切りで330円だった。かつて現実の世界で買ったことがあるカンパーニュ(田舎風のまるいフランスパンのこと)の大きさやお値段を、私はその場で思い出した。それで、この大きさで330円だったら、いいかも・・・と思った。S先生(日蓮宗・ご住職・男性)の分も1個買おうかしら・・・と、私はそんなことも思った。夢はこれでおしまい。S先生とは、現実の世界で私に祈りの礎を築いてくださった僧侶さまのことである。
夢から覚めた私は、いつものように、夢の内容をすぐには思い出せないでいた。夢から覚めて数分位経ってからか・・・、ようやく今回の夢を思い出すことができた。今回はいつもと違って、夢解釈がよくわからないでいた。そういう時は夢辞典を使う。それでも、なぜかしっくりこなかった。それで、無料で夢解釈をしてくれるウェブサイトがあることを知り、そこでお願いしようかとも思った。でも、なぜか迷った。そういう時は無理に結論を出そうとしない方がいいよね・・・と思った。それで、じゃ、とりあえず、作業が途中になっていたキッチンの洗い物を先に片づけようか・・・と思って立ち上がった。その洗い物をしている最中に、ふと、わかってしまった。もしかしたら、こういうことなのかもしれないって。こういう腑に落ちる瞬間がすごくうれしい!
細かいところはともかく、私は今回の夢について、こう気づいた、最後の晩餐に由来するあのパンとワインのことかもしれない・・・と。警備員の赤い警備服は、血の色。つまり、ワインを暗示している。6枚切りのパンと6~7人の警備員の数字を足すと、12~13という数字になる。その12は、キリストの弟子である12使徒を意味すると、そうも気づいた。
こういう見方もある。6枚切りのそのパンは330円だった。この330という3桁の数字を1つずつ足していくと、3+3+0=6になる。スライスされたパンの枚数は6枚。前者の6と後者の6を足すと、ここでまた12という数字が出てくる。
さぁー、大変なことになった! 私はただ自分の幽体は何者なのかと、再び自分の夢に聞いただけである。それが、なんでこうなるのか・・・だ。
ご存じない方は驚くかもしれないが、エドガー・ケイシーさんのリーディングによると、イエス・キリストは、イエス・キリストとして生まれる前、エドガー・ケイシーさんと実の親子関係にあった過去世がある。ゾロアスター教の創始者であるゾロアスターの実の父親が、イエス・キリスト。イエスはその天命で「ゼンド」という名前だった。「ゼンド」の実の父親がエドガー・ケイシーさんで、「ユールト」という名前だった。つまり、エドガー・ケイシーさんが父親で、その息子がイエス・キリストだった・・・ということである。エデンの園の「アダムとイヴ」のアダムがイエス・キリストだった・・・ということもリーディングで明らかにされている。アメリカの精神科医であるブライアン L. ワイス博士のご著書によると、イエス・キリストが生きていた同じ時代に、ワイス博士も一緒に生きていたそうだ。
こういった事が私の頭をよぎったが、でも、今回の質問は、私の幽体は何者なのか・・・ということである。夢解釈を続けていくと、今後また何かがわかるかもしれないなぁー・・・と思った。
(完)