【霊的世界62】 ヨガの先生、ネパールの僧侶、ふわっと宙に浮く ~動画~ トークとドキュメンタリー

宙に「フワァ~!」と浮かぶことができる人は、世界に結構いるようだ。日本人だと、成瀬雅春さん(1946年1月25日ー )が、お出来になるらしい。かつて「サンデー毎日」(1983年5月1日号)のグラビアに、「驚異の空中浮揚術」として、8枚の連続写真が掲載されたそうだ。更には「週刊文春」(1988年4月21日号)に「空中大浮揚」として、地上1メートルを超える写真も掲載されたとのこと。インドでは、呼吸法によるヨガを行うと重力を超越して、空中に浮いたりすることが出来ると言われているそうだ。成瀬さんご本人がご出演されている動画を、何本かユーチューブで拝見したが、空中浮揚のコツは、時間と空間という概念がなくなることが、第一段階なのだという。

成瀬さんのことを紹介した別の動画で、私はこんなことを知った。成瀬さんはヨガを一般の人達に教えているのだが、その最中に成瀬さんの身体が「フワァ~」と浮いてしまうこともあるという。光景が目に浮かび、私は「えー!」と思い、少し驚いた。ご本人は意識が集中しているから気づかないのかもしれないが、実際に目の当たりにした人達にとっては、結構驚くんだろうなぁーって思った。「えー、なんで?」「わぁ、すごいよぁー!」などと言い、その騒ぎによって成瀬さんが我に気づく。それで「スーッ!」と下りてくるのかもしれない。「こういう人って、やっぱりいるんだぁー! すごいなぁー!」と、私ならそう思うと思う。

浮揚のお話はここからもまだ続く。

本名はダニエル・カミハラ・ホワイトさんだが、通称は、ダン・ホワイトさん(1981年7月24日ー)で、彼はアメリカのマジシャンである。アメリカ合衆国・ペンシルベニア州出身。2006年の2時間の特番で、ダンさんはマジックのヘッドプロデューサーを務めたり、ニューヨークにあるホテルで、毎週末にショーも開催しており、そのショーは、現在でも続いているそうだ。2017年3月28日には、60年以上続くアメリカの人気トーク番組である「The  Tonight  Show」に、ダンさんがマジシャンとして登場した。この番組に、過去に4回も登場したというのだから、彼の人気は、なかなかのものだ。収録されたものをユーチューブ動画で見れる(タイトル名:Scarlett Johansson Gets a Special Magic Trick from Dan White)。所要時間は4分17秒。

この動画とは全く別の動画になるが、今ご紹介したダン・ホワイトさんは、不思議な力を持つ僧侶を探す旅に出た。場所はネパール。このドキュメンタリーは、ディスカバリーチャンネルで紹介された。このチャンネルは、アメリカの衛星テレビ、及びケーブルテレビのネットワークチャンネルのことで、世界170カ国以上で視聴されている。言わば世界最大のドキュメンタリーチャンネルである。

このドキュメンタリーがユーチューブ動画で一般公開されたのは、2011年8月18日。この間、この動画を目にした私は、「一体、どうなっているの?」と思った。座禅を組む僧侶が、何やら唱えると、ゆっくりと宙に浮いてしまったのだ。この動画で、私は初めてダン・ホワイトさんのことを知った。フルバージョンなので、所要時間は42分42秒。全て英語で、日本語の字幕がついていないのが残念。浮揚シーンは、再生開始後、40分15秒辺りから。タイトル名:Buddhist Monk Levitation – Full Movie

簡単なあらすじはこうである。ダンさんは、ネパールの首都であるカトマンドゥーに行き、街中で自分のマジックを披露しながら、現地の人達に大きな喜びと感動を与えた。その傍らで、その僧侶の居場所を聞き回った。古都バクタプルで、あるシャーマンがその僧侶のことを知っているという噂を聞きつけた。ダンさんは、そのシャーマンを探し出し、彼に自分のマジックを見せた。その僧侶は、高い山に1人で住んでいるということがわかり、その山までそのシャーマンに案内してもらうことに成功した。ところがそのシャーマンは、不吉な予感がしたようで、ダンさんの説得にも応じず、途中で下山してしまう。そのため、ダンさんは、同行したカメラクルーの人達だけで、更に山を登ることを決意する。そして、ようやく僧侶が住む小屋を見つけ出した。

ダンさんは、僧侶の前でも自分のマジックを披露したが、ここで行ったダンさんの1つのマジックは、これまでになくすごかった。自分の首にかけていたネックレスを外してみせたのだが、その手段があまりにも強引だったので、私は「え? 嘘でしょ!」と思った。マジックとは言え、私は凄まじいものを見たと、そうも思った(すごいよぉ~!)。

そのマジックを目の当たりにした僧侶は、相変わらず穏やかだった。全く動じず、終始微かな笑みさえ浮かべていた。あまりにも普通っぽいお坊さんなので、威厳さが足りないとか、オーラが感じられないとか、ちっともカリスマ性がないとか、そんな風に思う人もいるかもしれない。

でも、私に祈りの礎を築いてくださったS先生(日蓮宗・ご住職・男性)は、正にこんな感じのタイプなのだ。

ネパールの浮揚僧侶の映像に関して、私が、ふと疑問に思ったことが幾つかある。ダンさんが僧侶の小屋でドアをノックしたが、応答がなかった。それで静かにドアを開けて室内へと入って行った。「1人住まいなのに、玄関に鍵をかけないの?」と、私は思った。ダンさんが誰もいない石畳のお部屋に辿り着くと、そこにはろうそくが焚きっ放しにされていた。かなりの数だった。それを見た私は「誰もいないのに焚きっ放し?」と思った。しかも周囲の壁に、旗らしき物がたくさんなびいている。「火事になる恐れもあって、危なくない?」と思った。仏像などを安置するご宝前が映らなかった。小屋の周囲は岩山ぽかったけど、そんな所に1人で住んでいて、お食事とかはどうしているんだろう・・・って、私はそんな風にも思った。僧侶の年齢は70歳代くらいかな・・・という感じもした。

仮に、僧侶の浮揚に何らかのトリックが施されていた場合、僧侶がそういうトリック撮影に応じるだろうか・・・という気もする。

浮揚について、S先生に少しお聞きしてみましょうか。何らかのご回答が得られれば、ここでまたお話したいと思う。

(完)

 カテゴリー : 霊的世界 | 投稿日 : 2017年9月8日

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