昨日(2015年11月1日)、茨城県古河市に行ってきた。自宅の玄関を出てから、最寄りのJR駅まで歩き、電車を乗り継ぎ、目的地の最寄り駅からさらに歩いた。片道およそ1時間半かかった。私のお友達であるM子さんからセミナーに招待されたのだ。森や林の中で、自然エネルギーを使い、自然と共に生きることなどがテーマのセミナーだ。M子さんは、毎年、年に1回、私にチケットを送ってきてくれる。
今年(2015年)の4月に、私は、突然、せき髄を損傷してしまい、全く歩けなくなってしまった。事故や怪我ではない。本当に突然のことだった。1人で立ち上がることさえ、全く出来なくなってしまった。こんなことは私の人生の中で初めてのことだった。「よし、これならもう大丈夫だ!」と思うまで、4カ月もかかった。毎日が痛みの連続だったので、もう人魚になってもいいとさえ思った。水の中なら腰に負担をかけずに歩けるからだ。
でも、だからと言って「この痛みの中に消えてしまいたい!」と、そこまでは思わなかった。「自分は、車椅子生活になるんじゃないか・・・」などと、そんな心配や不安を巡らす隙もなかった。真っ先に力になってくれたのが、AS氏だった。AS氏とは、私に瞑想を教えてくださったお方だ。
AS氏は、知る人ぞ知るオショウ(バグワン・シュリ・ラジニーシ氏)のお弟子さんで、インドやタイなどで40年も瞑想をされてこられたお方だ。私に本格的な祈りを教えてくださったS先生(日蓮宗・ご住職)よりも先に出会ったお方である。AS氏は、腰をホカロンなどで温めるといいと教えてくれた。「そうなんだ~」と思い、ホカロンを見たら、わずかしかなかった。シールをはがして患部に貼り、冷たくなったら取り替えなければならない。そんな気力も体力もなかった。「どうしたらいいか・・・」と思いを巡らしたら、急に閃いた、「あ、パーマクリストヒーターがあった!」と。ひまし油温湿布の時に使う温熱ベルトのことである。それを腰に巻くと、AS氏の言う通りで、本当にあっという間に楽になった。
(続く)