【飲食物36】 米粉100%のすいとん、意外と美味しい! ~黄色信号~ グルテンとナス科の食べ物

パンを作る材料の1つに、小麦粉(強力粉)がある。これに含まれる粘りの成分であるグルテン(グリアジン)が、小腸の壁を傷つけるそうだ。今、グルテンフリーという言葉が、結構あちこちで聞かれるが、どうも単なる小麦アレルギーだけの問題ではなさそうだと、私は気づいた。

小麦粉が使われている食品って、結構多い。小麦を食べると、腸壁が薄くなって、そこから毒素が漏れ出すから、胃腸が弱ってる人は控えた方がいい・・・というようなことを、随分前に私の知り合いが言っていた。乾癬(かんせん)という凄い皮膚病があるが、あれは、正に腸壁から毒素が漏れたことが原因だと、そういったエドガー・ケイシーさんのリーディングも残っている。

でも、私の場合、特に重篤な皮膚炎とか、そういった症状に見舞われているわけではないので、大して気にはしていなかった。

パスタ好きのイタリア人はどうなのか・・・だ。イタリアでは、今、禅パスタというものが人気だという。グルテンフリーということのようだ。その正体、なんと、しらたき糸こんにゃくの事だというのだから驚きだ。これには思わず笑ってしまった。

それに加え、ナス科の食べ物は、毒性が強いと聞いたことある。ナス科の食べ物とは、ナストマトパプリカピーマンししとうとうがらしハバネロ(激辛とうがらし)、ハラペーニョ(メキシコ産の青とうがらしの一種で、緑色のタバスコに使われたりする)、クコ、そして意外に思われるかもしれないが、じゃがいももそうなのだ。

小麦で腸壁を傷つけ、そこへ来て、毒性の強いものは食べない方がいいよねぇー・・・と気づき、私は、ようやく認識を深めた。

・・・となると、トマトソースのパスタや、おうどん・お蕎麦の付け合わせにお馴染みの、ナスピーマン等のてんぷら・・・といった組み合わせもまずい・・・ということになる。

クローン病という病気があるが、これは遺伝子の病気ではない。小腸や大腸を中心とする消化管が、炎症を起こす慢性の疾患だ。意外にも20代に最も多く発症する傾向があるそうだ。近年増えていて、安倍総理が患っていると言われている潰瘍性大腸炎に似ているという。どっちも難病だから、一度患ってしまうと、なかなか治らないし、面倒で大変! 普段からの食生活は本当に大事だと、私はそうも思った。

子供の頃、祖母の田舎に行って、畑でもぎった真っ赤なトマトに塩をつけて、立ったまま、何個も何個もかぶりついたのを、今でも覚えている。トマト、すごく好きだった。トマトが食卓から無くなるのは、なんかやっぱり寂しい・・・。

大事に使ってきたホームベーカリーが、今回壊れたことで、あれこれと調べていくうちに、色んなことに気づいた。追い討ちをかけるように、パン、パスタ、おうどんやお蕎麦、中華まん・・・と、次々と小麦食品が、食卓から姿を消していった。あーぁ・・・。結構パンが好きな私にとっては、ちょっと「シュン!」となってしまった。

しかし・・・だ。そういったものに替わるものを見つけた。米粉を使ったお料理で、今一番気に入っている食べ物は、なんとすいとん。「クニャ!」とする食感が、結構気に入ってしまった。材料がシンプルなので、どうってことのない味だが、でも子供の頃に食べたすいとんよりも、なぜか美味しいと思った。恐らくすいとんの材料が違うんだと思う。

すいとんは、米粉100%ぬるま湯1対1で合わせ、均一になるようにしばらくこねる。私の場合、直径約2㎝位の大きさに丸めて、その後、低濃度の塩で茹でる。水面に浮かんできたら取り出す。それを、お好みの具だくさんスープに入れていただく。

先日、久しぶりにすいとんを作ったが、米粉に加えるぬるま湯を、少し入れ過ぎてしまった感じだった。計量したはずなのに、変だなぁーと思ったが、もうどうにもならなかった。致し方なく、スプーンですくって塩茹でしたが、茹で方がムラになってしまい、完全に食感が変わってしまった。直径約2㎝の球体の方が可愛いし、何より美味しいと思った。

その白玉はシンプルな味なので、どんなものにも合う。これからの季節、おススメです。

(完)

 カテゴリー : 飲食物 | 投稿日 : 2017年11月30日

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