炊飯器って1回買うと、なかなか買い換えることはないですよね。その間に次々とニューモデルが発売され、気づいた時には、「え? 炊飯器って、こんなに高かったっけ?」と思うほどになっていました。
やはり私が一番気にするのは、釜の内側のコーティングです。色々と見ていくうちに、「三菱電機の本炭釜」が丈夫そうなので、なんかいい感じがしました。
同会社のスタッフさんの話によると、最近の内側のコーティングは、丈夫なのだそうです。60万回も人の手によってお米を、釜の中で研ぐ実験を行った・・・というのですから、これには驚きました。
この60万回という数字は、1日3回お米を研いだ場合、7年に匹敵します。随分、実験をされましたよね。心証もよかったです。私の心が動いた本炭釜のユーチューブ動画は、こちら(開発者に聞いてみました!ジャー炊飯器「内釜で洗米」篇【三菱電機公式】)。管理者: ニクイねぇ! チャンネル【三菱電機公式】
随分前のことなのですが、私が持っていた炊飯器は、誰もが知ってる日本大手電気メーカーのものでした。今みたいなデジタル式ではなく、ダイヤル式でタイマーセットをしていました。購入後、前の晩にタイマーセットをして寝たのですが、朝、起きたら、な、なんと、ご飯が炊けていなくて、慌てたことがありました。新品で買ったのに、タイマーが壊れていたのです。こんな事ってあるのですね。
その炊飯器を1年ほど使いましたが、その後の引っ越しで、友人がほしいというので、ほぼ新品の状態で、その炊飯器をあげてしまったこともありました。その後、炊飯器は新しいのを購入しましたが、いつもいい状態で使っていました。
ところが、別の友人の家に遊びに行ったら、旧式炊飯器の内釜が、見るも無惨なボロボロだったのです。フッ素加工のコーティング材が、あちこちハゲ上がっていたのです。「こんなになっちゃうんだー・・・こりゃすごい!」と、私は思いました。
釜がきれい、汚いの問題ではなく、そのフッ素を食べてしまうことになりますでしょう? 健康上、私は考えてしまいました。
それもあって、ご飯炊き用に、金属製の圧力鍋を買いました。でも、今度、その圧力鍋を修理に出すことになったのです。それまでの間、炊飯器をどうしたらいいか・・・。それで今回、炊飯器を見て回ったのです。
ほぼこれ(三菱の本炭釜)で決まりかな・・・と思った矢先に、ふと、こう閃いたのです。普通のお鍋で、ご飯(白米)を炊けないかな~・・・って。まさかできるわけないかー・・・と、私はそうも思いました。
それで、試しにユーチューブに行ったら、美味しそうに炊いてる人がいたのです。これには、本当に驚きました。そもそもご飯は、炊飯器で炊くものだと思っていたからです。
早速私も、見よう見真似でご飯を普通のお鍋で炊いてみました。
1回目の炊飯は、内側の底を派手に焦がしてしまいました。でも、焦げのその部分を除けば、ご飯はなかなか美味しかったのです。これには感動しました。
そして2回目は・・・というと、わずかに底を焦がしましたが、その焦げを重曹でゴシゴシこすらなくても簡単に落とせたので、「まーまーよし!」という感じでした(1回目は悲惨!)。炊き立てのご飯にツヤがあって、お米も立っていたので、美味しかったです。
そして3回目は、焦げを少し意識しすぎてしまい、完全に火力が弱すぎてしまいました。でも、この日に限って、お腹の調子があまり良くない家族がいたので、ウケました。
このように、普通のお鍋でご飯は炊けることがわかりました。ただ火加減で、ご飯の味は、かなり違ってしまいます。成功まであと少しかな・・・という感じです。
コツをつかむまでは、炊飯の時は、ほぼ付きっきりになりますけけどね。でも、普通のお鍋で炊飯してみるのも、結構、おもしろいです。新しい発見でした。
(完)