【動物15】 猫の飲み水をぬるま湯に替えたら、飲むわ、飲むわの意外な反応 ~肉球間の毛と歯ブラシ~

うちで飼っている猫のゲロゲロ(食べた物を吐き出すこと)が、やっと治った。もう大丈夫だと思う。当初は原因がなかなかわからず、キャットフードのあげ過ぎかと思われた。それが年齢や体重からして、うちの猫は適量にも満たない量しか食べていないことがわかった。

歯の数が少ないこともあり、カリカリフードを少し粉砕してあげてみたこともあった。鼻息で粉末が飛び、息苦しくて食べづらいのか、それだとあまり食べたがらない。むしろソフトフードの方が、勢いよく食べてくれる。その分、ゲロゲロの勢いも半端じゃない。常に清潔な湯冷ましを飲めるようにもしておいたが、それでも駄目だった。

頻繁に吐くようになってから、病院にも連れて行ったが、はっきりとした原因がわからなかった。「困ったなぁー・・・」と思った。

しばらく考えた後、「そういえば・・・」と気づいた。去年(2017年)の夏のことを思い出した。室内でクーラーをかけると、幾ばくもせずに、クーラーが利いていないお部屋へと、猫はトコトコと行ってしまう。ご飯を食べたりお水を飲むと、すぐに窓際に行って、日向ぼっこをする。それで、私はふとこう気づいた、「身体が冷えているんだ、きっと・・・」って。

それで、湯冷ましではなく、ぬるま湯をあげた。ソフトフードの場合は、必ず湯銭で温めてから、あげてみた。これが効果覿面だった。

しかも・・・だ。しかも、今まで大して飲まなかった湯冷ましだったが、ぬるま湯に替えた途端、飲むわ、飲むわで、「え? 猫って、こんなに飲むの?」という感じだ。猫舌というから、猫にあげるのはお水でいいと、なんとなくそう思っていたが、答えはゆるま湯にあった。勿論、個体差やその猫の健康状態にもよると思うが。

キャットフードや飲み水を、飼い主さんがどんなに気をつけてあげても、猫は腎臓病になりやすいと聞いたことがある。飲み水をぬるま湯に替えてあげることで、その病気を回避できるかもしれないなぁー・・・と、私はそう思った。猫にぬるま湯なんて、意外でしょう?

やれやれ、一件落着・・・・と思った。でも、もう1つ、前から気にかけていたことがある。うちの猫は、肉球を頻繁になめるのだ。そして時折、食いちぎっているようにも見える。ある時、猫を捕まえて膝の上に乗せ、肉球を見たことがあった。

すると、肉球の間から毛がはみ出していて、一部肉球に覆いかぶさっていた。自然のものだし、果たしてこれを切っちゃっていいものか・・・。しばらく考えた。

その後、インターネットで調べてみたところ、意外な事がわかった。肉球は滑り止めの役目もあるという。人間でいうと、スリッパを履いているような状態になるので、滑ると危ない。なので、肉球からはみ出した毛は切ってあげてもいいそうだ。

それを知った時、「あ、確かにうちの猫は、(木質系の床で)いきなり走り出したりすると、前に進まない時があるなぁー」と気づいた。

猫を膝の上に乗せてから、肉球を指差し、指で「チョキチョキ」と切る様子を猫に見せた。ゆっくりとその動作を何度か繰り返した後に、肉球の周囲の毛を鋏で切ってあげた。猫はその間、じーっとしていた。猫って、意外とわかるのよねぇー・・・。私は妙に関心したりもした。

上には上がいて、猫に歯ブラシをしてあげている飼い主さんがいる。これには私は本当に驚いた。ユーチューブ動画のタイトルは、ハミガキを催促する猫。猫も嫌がらず、飼い主さんも手慣れたものだと思い、私はとても興味を持った。

その動画をうちの猫に見せたところ、うちの猫は素早い反応をした。「これならいけるかも!」と思ったが、期待は大きく外れた。反応したのは、動画の中の猫のしっぽだった。パソコンの画面に近づいていき、そのしっぽをスクラッチするわ、噛みつくわで、パソコンの画面がベトベトになった。

うちの猫の場合、歯ブラシは、やっぱりちょっと難しいかもしれないなぁー・・・という気もした。以前に病院に連れて行った時に、ついでに歯石を取ってもらったことがある。その時、結構嫌がったからだ。怖かったのかもしれない。

時々、猫とにらめっこして遊ぶ時があるが、私が見つめると、猫は目がトローンとして、薄目になり、最後には寝てしまうことがある。可愛いでしょう?

猫は毎日可愛い。不思議と、ただただ可愛い。

(完)

 カテゴリー : 動物 | 投稿日 : 2018年3月15日

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