「これって、明らかに普通のマジックを超えちゃってるよねぇー・・・」というのが、私の最初の感想だった。ダン(ダニエル・カミハラ・ホワイト)さんは、アメリカのプロのマジシャンだ。彼がネパールの僧侶を訪ねて行った時のことだが、以前にここで少しご紹介した。そう、あの時の、あの動画の中のワンシーンだ。
ダンさんは、その男性僧侶の前で、自分のネックレスを外して見せたのが、普通に外したのではない。自分の首を引きちぎってネックレスを外したのだ。あのシーンを見た私は、激しく驚愕した。「え? えーーー! 嘘でしょうぉ~~~!」と思った。
マジックには、それなりの仕掛けがあると言われているが、でも明らかにその域を超えているように思えた。
その後、私は別の動画を見たのだが、ユーチューブのその動画(マジシャンと悪魔の超能力/Eden Media)によると、物理学から生物学に及ぶ宇宙の条理を破ると、そういう事ができるようになるらしい。
ただ、非常に危険が伴う・・・というような印象も受けた。
私にとっての極めつけは、カップに注がれた普通のコーヒーが、真っ二つに割れたことだ。コーヒーゼリーではなく、液体の普通のコーヒーよ。カップの中が滝のように流れ落ち、夢でも見ているかのようだった。
すごく笑ったのは、空っぽの赤いバケツを数回振ったら、何も出てこなかった・・・。でも更に振ること数回。すると、次から次へとそのバケツの中から、お魚が出てくるわ、出てくるわで、私は本当に笑ってしまった。現場に居合わせた現地の人達は、笑い、驚きながらも喜んでいた。そりゃ、そうよねぇー・・・と、私はそう思った。
空中に高く浮くマジシャンもいれば、小さな水晶玉らしきものを、宙に浮かせるマジシャンもいる。
ただ、私は、ふとこう思った・・・、誰の息がかかったかわからないようなものを、食べたり飲んだりしない方がいいんじゃないか・・・と。それじゃ、外食も出来ないよ、と思うかもしれないが、そういう意味ではない。
例えば・・・だが、そのコーヒーが、見た目も味も普通のコーヒーだったとしても、霊的な世界においては、それが何だかわからないからだ。
世界三大霊訓の1つであるシルバー・バーチは、「バラの本当の色は、何色だか知っていますか?」と言っていた。
普通、私達の認識としては、赤いバラは「赤」だし、白いバラなら「白」と答えると思う。でも、霊的な世界から見たら、本当のバラの色は、光に満ちた素晴らしい輝きを放っているそうだ。
銀座まるかんの創業者である斎藤一人さんは、かつてこんなような事を言っていた、守護霊さんは、立派な方がなるんですよねぇー・・・と。だって、立派な方じゃなければ、守護霊にはなれないもん。・・・ということはね、立派じゃない霊もいるんですよねぇー・・・。むしろ立派じゃない霊の方が多いと、斎藤一人さんはそんなような事も言っていた。
目に見えない世界ほど奥が深いと言われている。なんかわかる気がした。
(完)