今年(2018年)の春に、突然、くしゃみ、鼻水、目のかゆみに襲われた。原因は、キッチンで使う塩素系の漂白剤。すすぐ時に気化した塩素を、鼻から大分吸ってしまった感じだった。花粉が激しく飛び交う時期でもあったので、その煽りも受けたのかもしれない。一進一退を繰り返したことから、「何とかしないとまずいぞ!」と思い、必死にインターネット検索を続けた。その時に、偶然、「アブラナ科のお野菜」や「マメ科の大豆」のことを知った。知らぬが仏でね、私は、「えっ、そうだったの?」と思い、驚いてしまった!
人は加齢と共に、誰もが衰えていく。今現在、甲状腺に問題がなくても、気をつけた方がいいかもしれないなぁー・・・と、私はそう思った。
一般では、「アブラナ科のお野菜」や「マメ科の大豆」には、ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)が含まれていると言われている。特に、甲状腺機能に問題のある人は、原則、控えめに食べることが求められている。
もうちょっと厳密に言うと、「アブラナ科のお野菜」に多く含まれている抗酸化物質のイソチアネート(スルフォラファン)が体内に入ってくると、甲状腺の中にヨウ素を取り込む働きが阻害されるので、その結果イソチアネート(スルフォラファン)が、ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)として作用してしまう・・・ということのようだ。
「アブラナ科のお野菜」は、茹でたり、炒めたりなどの熱処理を行えば、問題ないそうだ。ただし、大根だけは例外で、熱に強いらしい。
お鍋にお米の研ぎ汁を入れるでしょう? そして洗って厚切りにした大根をそのお鍋に入れ、柔らかくなるまでコトコトと煮る。この段階で、大根は真っ白になって、本当に美しくなる(大根特有の臭みもとれて、うれしい!)。煮上がった大根を水洗いし、これを酢醤油で食べると、結構おいしい!
でも、そういうのもあまり食べない方がいいのかもしれないなぁー・・・と、私はそう思った。
「マメ科の大豆」は、お味噌や納豆、テンペ(インドネシアの納豆)といった発酵させた大豆食品なら、摂取しても殆ど問題ないという。
それ以外のもの、つまり、豆乳やお豆腐、おから、高野豆腐、きな粉、油揚げ、厚揚げなどの大豆製品の摂取は、控えた方がいい・・・ということになる。大豆の場合、熱処理を行っても効果はないそうだ。
牛乳替わりに飲んでいた豆乳や、それにお豆腐にも「待った!」がかかったのは、かなり意外だった。「大豆は畑の肉」と言われている。なので、長い間ずっと、私は大豆を最良の健康食品の1つだと思ってきた。
「アブラナ科のお野菜」は・・・と言うと、キャベツ、芽キャベツ、白菜、ブロッコリー、ブロッコリースプラウツ、カリフラワー、小松菜、チンゲン菜、水菜、高菜、菜の花、クレンソン、コールラビ、かぶ、大根、ラディッシュ、かいわれ大根、ケールなどが、同科の部類に入る。
最後尾のケールについては、自宅で粉末の青汁を備蓄していた時期があっただけに、驚いてしまった。
日本エドガー・ケイシーセンターの光田秀会長が、セミナーの時に教えてくれたが、根塊類(群れを成して、地下で育つお野菜)は、あまり食べない方がいいそうだ。かぶとかじゃがいもなどが、この部類に入る。
体調を崩すのは、食べ物よりも、むしろ食べ合わせだ・・・と、エドガー・ケイシーさんはそう言っていた。バランスって、すごく大事よね。そんなことも頭をよぎった。
(完)