【飲食物54】 ゴイトロゲン ~アブラナ科のお野菜とマメ科の大豆~ 大根だけは例外で熱に強い!

今年(2018年)の春に、突然、くしゃみ、鼻水、目のかゆみに襲われた。原因は、キッチンで使う塩素系の漂白剤。すすぐ時に気化した塩素を、鼻から大分吸ってしまった感じだった。花粉が激しく飛び交う時期でもあったので、その煽りも受けたのかもしれない。一進一退を繰り返したことから、「何とかしないとまずいぞ!」と思い、必死にインターネット検索を続けた。その時に、偶然、「アブラナ科お野菜」や「マメ科大豆」のことを知った。知らぬが仏でね、私は、「えっ、そうだったの?」と思い、驚いてしまった!

人は加齢と共に、誰もが衰えていく。今現在、甲状腺に問題がなくても、気をつけた方がいいかもしれないなぁー・・・と、私はそう思った。

一般では、「アブラナ科お野菜」や「マメ科大豆」には、ゴイトロゲン甲状腺腫誘発物質)が含まれていると言われている。特に、甲状腺機能に問題のある人は、原則、控えめに食べることが求められている。

もうちょっと厳密に言うと、「アブラナ科お野菜」に多く含まれている抗酸化物質のイソチアネートスルフォラファン)が体内に入ってくると、甲状腺の中にヨウ素を取り込む働きが阻害されるので、その結果イソチアネート(スルフォラファン)が、ゴイトロゲン甲状腺腫誘発物質)として作用してしまう・・・ということのようだ。

アブラナ科お野菜」は、茹でたり炒めたりなどの熱処理を行えば、問題ないそうだ。ただし、大根だけは例外で、熱に強いらしい。

お鍋にお米の研ぎ汁を入れるでしょう? そして洗って厚切りにした大根をそのお鍋に入れ、柔らかくなるまでコトコトと煮る。この段階で、大根は真っ白になって、本当に美しくなる(大根特有の臭みもとれて、うれしい!)。煮上がった大根を水洗いし、これを酢醤油で食べると、結構おいしい!

でも、そういうのもあまり食べない方がいいのかもしれないなぁー・・・と、私はそう思った。

マメ科大豆」は、お味噌納豆テンペ(インドネシアの納豆)といった発酵させた大豆食品なら、摂取しても殆ど問題ないという。

それ以外のもの、つまり、豆乳お豆腐おから高野豆腐きな粉油揚げ厚揚げなどの大豆製品の摂取は、控えた方がいい・・・ということになる。大豆の場合、熱処理を行っても効果はないそうだ。

牛乳替わりに飲んでいた豆乳や、それにお豆腐にも「待った!」がかかったのは、かなり意外だった。「大豆は畑の肉」と言われている。なので、長い間ずっと、私は大豆を最良の健康食品の1つだと思ってきた。

アブラナ科お野菜」は・・・と言うと、キャベツ芽キャベツ白菜ブロッコリーブロッコリースプラウツカリフラワー小松菜チンゲン菜水菜高菜菜の花クレンソンコールラビかぶ大根ラディッシュかいわれ大根ケールなどが、同科の部類に入る。

最後尾のケールについては、自宅で粉末の青汁を備蓄していた時期があっただけに、驚いてしまった。

日本エドガー・ケイシーセンター光田秀会長が、セミナーの時に教えてくれたが、根塊類(群れを成して、地下で育つお野菜)は、あまり食べない方がいいそうだ。かぶとかじゃがいもなどが、この部類に入る。

体調を崩すのは、食べ物よりも、むしろ食べ合わせだ・・・と、エドガー・ケイシーさんはそう言っていた。バランスって、すごく大事よね。そんなことも頭をよぎった。

(完)

 カテゴリー : 飲食物 | 投稿日 : 2018年8月10日

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