紫蘇で色づけされた赤い梅干しを買おうか、あるいは梅と天然塩だけで作られた白い梅干しにしようかと色々と考え、色んなお店を見て回りました。
結局買ったのは、白い梅干しです。なんと10キロです! みなべ産(和歌山県日高郡みなべ町)の梅農家さんから買いました。お店のあの梅干しの写真は、天日干しした直後の梅干しを樽に入れて撮影されたものなのでしょう。
うちに送られてきた梅干しは、とにかくとろみと艶があって、粒も結構大きく、それでいて果肉が意外と柔らかいんです。「訳あり」とか「ちょい切れ・つぶれ梅」とは思えないほど、形がどれもきれいでした。なかなかの粒揃いです。
上記の写真の通りで、黄色いプラスチック製の樽1つで届きました。木の蓋の表面に、小さな伝票が貼り付けてありました。
サイズは4Lの樽です。直径30.5センチ、高さはおよそ26センチなので、目立つほど大きいものではありません。でもそれが、とにかく重いのなんのって、もうー大変でした! まー10キロですからねー・・・。腰痛持ちの人は要注意ですよ。本当に信じられないほど重いです。
早速、食べてみたのですが、美味しかったですよー! もう文句なしでした! 「さすがプロの梅農家さんだわー・・・」と思い、本当に感動してしまいました。
我が家では、これまで塩分濃度が15%の白い南高梅をずっと食べてきました。ところが今回届いた梅は、同じ南高梅でも、塩分濃度が20%なんです。やはりこの点で、購入の時に少し迷いました。
ただ塩分5%程度の違いでも、味覚としてはわかりましたが、でもだからと言って、口が巾着になるほどではなかったです。
塩分が強い場合、梅干しを水に少し浸けておくと、塩抜きができるのですが・・・。でもそれをすると、水っぽい梅干しになってしまい、あまり美味しくないんですよね。なので、できればそのまま食べれる梅干しがいいと思っていました。
減塩梅干しって、確かにありますが、でもあまり塩分濃度が低いと、日持ちしなくなるんですよね。
この事をふと思い出し、それで、「よし! 20%でいってみようか・・・」と思い、購入を決めました。買って大正解でした。賞味期限は2年間ですが、塩分濃度が高いので、ずっと保つと思いますよ。これまでの梅干しがそうでしたから。
最終的にこの梅干しに決めるまで、数週間かかりました。なんとその間に、値段が上がってしまったのです! 「えーーー!」と思いました。
お店に行っていただくとわかると思いますが、在庫がもうそんなにないので、買う予定があるのでしたら、ちょっと急いだ方がいいかもしれません。
うれしいおまけ付きです。同梱で瓶詰めの梅シロップが付いてきます。完熟梅と氷砂糖だけで作った甘いシロップなので、正に無添加です。まだ食していないのでわかりませんが、でも梅シロップ、なかなかいい感じです。
(完)