お友達に誘われて、初めてスタバに行って、そこで飲んだコーヒーは、ハウスブレンドという銘柄でした。極端に濃いわけでもなく、極端に薄い感じでもない、いわば当たりさわりない味です。当時は、まだコーヒーにミルクをたっぷり入れて飲んでいました。
エドガー・ケイシーさんのことを知っていれば、またちょっと違っていたかもしれません。でも、少なくとも私の周囲では、コーヒーをブラックで飲む人はいなかったのです。
ところが、ある時、別の友人と一緒にスタバにコーヒーを飲みに行ったら、友人は、ブラックでコーヒーを飲んでいました。コーヒーにミルクすら入れないで飲むなんて、なんかカッコイイと、私はなんかそう思ったのです。
なので、私は、いつものミルクを入れる前に、ブラックのまま飲んでみました。それが、信じられないほど美味しかったのです。「今まで飲んできたコーヒーは、一体何だったの?」と思うほどの衝撃を受けました。
友人に聞いても、今日の日替わりコーヒーの銘柄はわからないというのです。どうしても今日のコーヒーの銘柄を覚えておきたかった私は、わざわざ(スタバの店内にある)カウンターまで行って、銘柄を確かめたのです。
そしてその銘柄こそが、グアテマラ・アンティグアだったのです。
この日を境に、私は、コーヒーをブラックで飲むようになりました。
そもそもスタバは、どの店舗もすごく感じのいいスタッフさんが多いですよね。それもあり、遠出すると、私は必ずスタバに寄って、コーヒー豆を買っていました。
毎回、違う銘柄のコーヒー豆を買いましたよ、スタバでね。いわゆる飲みくらべです。シーズンもののお豆を含め、スタバのコーヒーは、全て制覇しました。すごいでしょう?
「このコーヒーはハズレ!」と思う銘柄は、1つもありませんでした。本当に、見事だと思いました。
ちなみに、シーズンもののお豆で、私が一番気に入ったのは、やはりクリスマスシーズンだけに販売されるお豆です。その理由は、単純なんです、とても。パッケージが赤くて、雪の結晶もチラついており、いかにもクリスマスという感じが好きだったからです。
スタバのコーヒーを全て制覇した中で、私が1つだけ選ぶとしたら、やはり先の通りで、グアテマラ・アンティグアです。
コーヒー豆は、煎り方で、大方味が決まると言われてますよね。シーズンもののお豆が次々と出てくるのは、ひょっとしたら、そこに秘密があるのかも・・・。
(完)