国産の小麦粉を使ったパン屋さんは存在しないと、なんとなくそう思っていました。ところがあったのです! 結構な衝撃を受けました。原材料を見た時、「なんて食に対する意識が高いお店なんだろう」ってそうも思いました。カンパーニュなどおススメです。
カンパーニュとはフランス語で「田舎」という意味だそうです。田舎風パンという意味の「パン・ド・カンパーニュ」が正式名らしく、略してカンパーニュと呼ばれることが多いそうです。
日本で出回っている小麦の90%は外国産だと聞いたことがあります。つまり国産の小麦はわずか1割しか出回っていないということです。
外国産の小麦の何が問題なのか・・・というと、かなりの殺虫剤が使われているということなのです。港に着いたら、まず小麦に殺虫剤を振りかけ、船に積み荷する前にもう一度殺虫剤を使い、そして輸送中の船の中でまた殺虫し、そして港に着いた時とそこから配送される時に、それぞれ1回ずつ殺虫剤が使われるそうです。
つまり外国産の小麦は5回も殺虫剤が使われているということなのです。これには私は、当初とても驚きました!
なぜそこまで殺虫を行うのかというと、虫が湧いてしまったら、せっかくの小麦が商品として売れなくなってしまうからなのだそうです。
日本で出回っている小麦製品、例えば、パン、パスタ、ラーメン、うどん、おそば、お好み焼き、たい焼き、たこ焼き、もんじゃ焼き、大判焼き、今川焼き、餃子やシュウマイの皮、アメリカンドック、ソフトクリームのコーン、それに洋菓子やしょう油にも(小麦粉は)使われているのです。
それらの殆どが外国産の小麦粉が使われていると思っていいんじゃないでしょうか。小麦粉は姿を変えるので、なかなか認識しづらいですよね。
それはそうと、冒頭のパンを取り扱っているお店のパンは、焼き上がった後、急速冷凍をして、おいしさを閉じ込めるそうです。冷凍のまま送ってくれるので、備蓄なんかにもいいですよね。何より安心・安全なのがうれしい!
缶詰のパンがあると知って、一時調べてみたのですが、原材料にマーガリンやショートニングが入っていたのです。それらは食べるプラスチックと言われていますでしょう? 非常食どころか、日常の食品としても避けておきたいところです。それらを食べてすぐにどうのこうのということではないのですが、でも健康上、やはりそういったものは避けておいた方が無難です。
ロシアとウクライナ問題があって、今ヨーロッパでは食糧や物資の不足が続いているようなので、我が家ではこれまでかなりの備蓄を行ってきました。すでにお米は1年分を確保しました。すべてはペットボトルに詰め替えましたけどね。
それはそうと、同店のミルクハース、フォカッチャ、ナチュラブールもおススメです。
(完)